気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第149回です。

8月に入ってコロナの第7波が猛威をふるっていますが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

先月に引き続き、宮城県から・・・

気仙沼市にあります「東日本大震災遺構・伝承館」を紹介します。

設計は、株式会社松下設計。

埼玉県の設計事務所で、東京・仙台・福島に支社があるようです・・・

では、早速のぞいてみたいと思います。

この施設は、震災当日まで宮城県気仙沼向洋高校の校舎として利用されていた建物に、震災伝承館を増築したものとなっています。

黒い外壁の建物が「伝承館」です。

木目調の軒天で差別化を図った玄関ポーチ。

シンプルで見やすい建物銘板。

正面から玄関を望む。

エントランスホールは、天井が高くとても開放的。

受付カウンターはオープン形式です。

シンプルな館内案内板。

様々なイベントに利用できる体験交流ホール。

品合板の壁がイイ感じです!

コンパクトなロッカールーム。

ここで恒例のトイレチェック!

ピクトサインは既製品です。

白を基調とした清潔感のある内部。

ヒーターが設置されていました(驚)

この施設は見学順序が決まっていて、先ずは映像シアターからスタートします。

衝撃的な映像を観たあとは・・・

通り抜け形式の展示室。

ここからは、宮城県気仙沼向洋高校の校舎です。

南校舎の廊下を進んでいきます・・・

当時のままの教室。

階段を上がっていきます。

2階は立ち入り禁止となっていて、3階へ・・・

3階に車?

ここまで水位が上がってきたという証拠(驚)

何と、津波は4階まで到達。

相当高いところにいる筈ですが・・・

続いて屋上へ・・・

屋上のペントハウス。

当時、ここに避難した写真がパネル化されています。

屋上から見る中庭も。

このような惨状でした。

一見すると低い建物ですが、実は屋内運動場です。

屋根が流出しています(怖)

屋上から見た伝承館の屋根。

後で設置されたEVで1階へ・・・

外壁が大きくえぐられた校舎。

流されてきた冷凍工場が激突したそうです(驚)

北側校舎の1階を通って・・・

再び伝承館へ。

来館者のメッセージがぎっしり。

当時の記録を留めた図書コーナー。

最後になりましたが、3.11の記録を留めた伝承館はいかがでしたか?

高校の校舎を当時のまま保存し、津波の凄さを実感できる展示は、来館者の記憶に残り続けると思います。

東日本大震災を多くの方に語り続ける、社会的な使命をもった施設です。

宮城県に行かれた際は、是非とものぞいて欲しいです。

【設計データ】

設 計:株式会社松下設計

所在地:宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1

用 途:展示施設

構 造:鉄骨造

規 模:地上1階(校舎は地上4階+塔屋)

竣 工:2019年3月

掲 載 :-

 

 

 

せんだいメディアテーク

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第148回です。

7月に入って本格的な夏の到来を感じる毎日ですが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

先月、社内研修旅行がありまして、宮城県に行ってきました。

宮城=仙台と言えば「牛タン」ですが(笑)

設計に携わる者としては、やはり「せんだいメディアテーク」でしょう!

以前から、訪問したかった建物です・・・

設計は世界的建築家、伊藤豊雄氏です。

前置きが長くなりましたが、早速のぞいてみたいと思います。

レンタカーでの訪問、地下駐車場に車を停めます。

上部から採光を確保しています。

階段で1階へ・・・

階段室からの扉を抜けて、エントランスへ・・・

受付は、真っ赤なカウンターが印象的。

白く細い丸柱が構造体で、この施設の大きな特徴です!

この構造体はチューブと呼ばれ、13本あって、鉄骨独立シャフトのみの単純な構造になっています。

柱は1本づつ現場溶接され、とても大変だったそうです(驚)

このチューブは屋上からの採光を取り入れたり、

EVや階段、電気系統や上下水道のパイプシャフトの縦動線を収めたり、

建物全体のコアとしての機能も有しています。

バリアフリーに対応したスロープ通路。

ここで恒例のトイレチェック!

シンプルでとても見やすいピクトサイン。

入口は、なんと自動扉です(驚)

内部は、ホワイト&ブラックのコントラストがイイ感じ!

エスレーターで上階へ・・・

色んな場所で、チューブの構造体を見ることができます。

3階からは市民図書館で、この施設のメインです。

2層吹抜けで、とても開放的。

窓面に設けられた読書コーナー。

とても落ち着いた空間です。

夏場は暑そうな全面ガラスですが、

ダブルスキンで、空気が流れる仕組みになっています(驚)

バッヤードも、ガラス越に見ることができます。

続いて外部へ・・・

ここが正面玄関です。

シンプルなカッティングシートのサイン。

有名な定禅寺通りのケヤキ並木。

ケヤキ並木が立派すぎて、建物全体が見えません(泣)

メンテ通路を隠した側面ルーバー。

裏通りのファサードも恰好イイ!

鉄板をシンプルに加工した駐輪場。

バックヤードは材料を安価に抑えています(驚)

でも違和感はありません・・・

屋上へもチューブが突き抜けていました。

最後になりますが、独特な構造体が世界的に注目を浴びた「せんだいメディアテーク」はいかがでしたか?

20年以上前の建物でありながら、そのデザインや空間は新鮮そのものです!

ただ、図書館を中心とする公共施設と考えた時、全ての年齢層に対して、もう少し「優しさ」があっても良いと感じました。

関西からはとても遠いですが、東北に行かれることがあれば、是非とものぞいてみて欲しい建物です。

【設計データ】

設 計:伊藤豊雄/伊藤豊雄建築設計事務所

所在地:仙台市青葉区春日町2-1

用 途:図書館・イベントスペース・ギャラリー・スタジオ

構 造:鉄骨造 一部 鉄筋コンクリート造

規 模:地上7階、地下2階

竣 工:2000年8月

掲 載 :新建築2001年3月号

 

道の駅 宇陀路室生

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第147回です。

6月に入って梅雨の季節となりますが、もう夏の気候で毎日暑い日ですね・・・

皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回紹介するのは、奈良県宇陀市にあります「道の駅 宇陀路室生」です。

「うだじむろお」と読みます。

地元の室生出身である彫刻家、故・井上武吉氏の設計です。

建築士ではないと思うので、どこまで関わったか?不明ですが、デザインは間違いなく井上氏のものでしょう・・・

早速のぞいてみたいと思います。

国道165号線を奈良から三重方面に進むと、「宇陀路室生」の看板が見えてきます。

大木?に設置されたステンレスのサイン。

比較的ゆったりした駐車場。

手前に球体のオブジェを発見!

当然ながら、井上武吉氏の作品でした(笑)

隣りを流れるのは宇田川です。

右脇の柱列が気になります・・・

この柱列は、建物に続いています(驚)

建物を正面から望む。

尖った屋根が印象的!

ちゃんとスロープが整備されています。

ステンレスの手摺。

木製でも良かったかも・・・

柱列に配置された自販機スペース。

品合板仕上げの天井。

雲雀の巣があって、あまり綺麗ではありません・・・

玄関は吹き抜けで、独立した風除室があります。

今では、なかなか見つけるのが珍しい「せんとくん」

平成20年生まれのせんとくん。

当時は気持ち悪い・・・と評判が今イチでしたが、改めて見ると、愛嬌あって可愛いです(笑)

話しが脱線しましたが、続いて室内へ・・・

木を基調とした物販エリア。

木の柱列が室内に取り込まれたレストラン。

外部テラスからの眺望はGOODです!

再び外部へ・・・

ここで恒例のトイレチェック!

道の駅なので、独立したトイレ棟があります。

本館と統一したデザイン。

ピクトサインは至ってシンプル。

壁はタイル張りで、屋外トイレ仕様です。

見上げるとトップライトがありました!

とても明るく、昼間は照明不要です。

最後になりましたが、奈良県の県境にある道の駅はいかがでしたか?

近くに電車の駅もあって、ドライブ以外の方も利用しやすいところにあります。

奈良の東部に行かれる際には、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:井上武吉

所在地:奈良県宇陀市室生三本松3176-1

用 途:物販店舗、飲食店、屋外便所

構 造:木造

規 模:地上1階

竣 工:1997年10月

掲 載 :ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神戸ファッション美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第146回です。

5月に入ってGWの真っ只中ですが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

コロナ過ではありますが、少しづつ経済も活発になってきましたね・・・

今回紹介するのは、神戸市東灘区にあります「神戸ファッション美術館」です。

設計は、大手組織事務所の昭和設計。

神戸ファッション美術館は、公共施設や展示場、図書館等で構成された複合施設です。

早速のぞいてみたいと思います。

地下駐車場に車を停めて・・・

分かりやすい真っ赤な案内板で、直ぐに入口へ。

EV前にある建物断面の見取り図。

複合施設であることが分かります。

1階から外部へ・・・

巨大なUFOを連想させる印象的な外観。

一度見たら、絶対忘れませんね(笑)

宇宙船の窓ような演出でしょうか?

このデザインには賛否あると思いますが、私はイイと思います!

建築って、人の心を引き付けることが大事ですよね・・・

隣の外壁面に、大きなサインがあります。

正面玄関は大きな吹抜けになっています。

ちょうど、円盤部分の下になります。

美術館のサインもBIGです(驚)

直接、上にあがる屋外エスカレーター。

玄関の自動扉も一回り大きいです。

風徐室を抜けると、また玄関があります。

上品なエントランスホール。

照明の関係で、黄色い画像になってごめんなさい・・・

こちらは、「神戸ゆかりの美術館」の受付。

隣りにある休憩スペース。

ちゃんとコインロッカーが設けられています。

ここは、かつての公衆電話置き場ですね(笑)

ここで恒例のトイレチェック!

サインは大きくて、とてもシンプル。

内装は総石張りです(驚)

ファッション美術館の割には、洋服の展示は控え目?

皆さんが知るところの「コシノヒロコ」コーナー。

コンパクトなスペース。

この奥が「神戸ファッション美術館」になっています。

続いて、階段で上階(3階)へ。

この大空間は「サン広場」と命名されています。

リゾートホテルのようですね(笑)

大きな円形のトップライト。

これが太陽に見えるから、「サン広場」なのでしょうか?(笑)

仮囲いで中が見えません・・・

よく見ると、リニューアル工事中でした。

GWに間に合わせて欲しかったですね・・・

併設されているホテル、「HOTEL PLAZA KOBE」。

吹抜けに沿って設けられたエスカレーターで5階へ・・・

最上階にある「オルビスホール」。

円盤部分のところになります。

残念ながら、中に入ることはできませんでした・・・

受付も閉鎖中。

吹抜け周囲の回廊。

ひとつ下の4階には、図書館があります。

真っ赤な回転扉がとても印象的!

最後になりますが、巨大な複合施設の感想はいかがでしたか?

贅沢な空間やデザインはコストに跳ね返っていると思いますが、このエリアのランドマークとして、機能を有していると思います。

神戸には、まだまだ沢山の美術館や博物館がありますので、ドライブを兼ねて、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:株式会社昭和設計

所在地:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1

用 途:展示・記念施設、宿泊施設、図書館、商業施設

構 造:鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造

規 模:地上19階 地下2階

竣 工:1997年3月

掲 載 :新建築1997年7月号

天平うまし館&天平みつき館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第145回です。

4月に入って新年度のスタート。

このブログも、皆様のお陰をもちまして13年目に突入です(笑)

引き続き、「ちらっとのぞいて」いきますので、宜しくお願い致します!

新年度第一弾は、朱雀門ひろばの中にあります二つの施設を紹介します。

1998年に復元された「朱雀門」。

その隣りにある平屋建ての施設が「天平みつき館」と「天平うまし館」です。

設計は調べてみたのですが、わかりませんでした・・・

早速、のぞいてみたいと思います。

上品な総合案内板を発見!

最初の施設に向かいます。

とても奥に長いです・・・

これが「天平うまし館」です。

ブラウンに塗られた自販機。

木目調ルーバーが印象的な妻面。

カラーコンセプトはブラウンですね。

軒先のディテール。

平入りなので、とてもシンプルな正面玄関。

ごみ箱は反対側に置いて欲しいところです。

中に入ってみます・・・

贅沢に木が使用された内装にうっとり。

施設内にある「遣唐使船解説コーナー」。

模型などの展示と、

映像やパネルで構成されています。

ここで恒例のトイレチェック!

オーソドックスなピクトサイン。

さすが公共施設です。

ホワイトを基調としながらも、アクセントで木を使用しています。

小口を見せて、凹凸が付いています。

「天平うまし館」を出て、正面に見えるのが、次の施設「天平みつき館」です。

二つの施設の間は、芝生公園になっています。

また、渡り廊下でつながれています。

とても立派な渡り廊下にびっくり!

続いて「天平みつき館」へ・・・

屋根は同じですが、外壁は少し雰囲気が違います。

中に入ってみます・・・

同じように、贅沢に木が使用されています。

広々とした物販コーナー。

コロナでキッズコーナーは閉鎖中。

隣にはベビーケアルームが整備されていて、GOODです!

再び外へ出てみます・・・

立派過ぎるバス寄せにびっくり!

コロナで無ければ、バスで一杯なのでしょうね。

芝生広場の前に展示されている「遣唐使船」。

せっかくなので、乗船してみました(笑)

アプローチを進んで行きます・・・

見事に復元された船内。

こうやって見ると結構大きいです(驚)

錨の重しは御影石です。

船上から「天平うまし館」と、

「天平みつき館」を望む。

最後になりましたが、朱雀門ひろばに整備された施設はいかがでしたか?

紹介できませんでしたが、宮跡を展望できる「天平みはらし館」と、団体集合施設の「天平つどい館」も併設されています。

コロナで無ければ、たくさんの観光客で賑わうエリアだと思います。

道路の反対側には、広大な駐車場も造られています。

これから暖かくなるので、是非とものぞいて見てください。

【設計データ】

設 計:不明

所在地:奈良県奈良市二条大路南三丁目5番1号

用 途:物販店・飲食店

構 造:木造

規 模:地上1階

竣 工:2018年3月

掲 載 :-

 

 

天理駅前広場 コフフン

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第144回です。

3月に入ってもまだまだ寒い日が続きますが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回は、天理駅前にあります「天理駅前広場コフフン」を紹介します。

世界的に有名なデザイナー、佐藤オオキ氏の設計です。

では、早速のぞいてみたいと思います。

駅前駐車場に車を停めます。

90分以内無料。公園利用者にとっては有難いですね。

公園の案内板を発見!

公園全体はこんな感じです。

ステージ、ふわふわ、すりばち、テーブル、インフォ&ラウンジ、5つのコフンで構成されています。

まずは「ステージコフン」から。

サインが少し痛んでいますね・・・

いわゆる、屋外多目的ステージです。

この円盤を重ねたようなデザインが共通項になっています。

ベンチも同じ感じです。

白い塗装仕上げなので、どうしても汚れが気になります(泣)

置き式の照明。

屋根面が「ふわふわコフン」になっています。

ここが入口のようですが、コロナで閉鎖中との案内で残念・・・

ネットがあって、中が良く見えません(泣)

床には砂が敷いてありました。

公園ということで、遊具が設置されています。

床は人工芝です。

続いて「すりばちコフン」に移動します。

階段を上がったら、すりばち状に窪んででいるようです。

思ったより急勾配でびっくり!

清掃中?で、ここも閉鎖されていました。

子供向け?に、新たにサインが設置されています。

これも、佐藤氏にデザインして欲しかったですね・・・

「テーブルコフン」は「すりばちコフン」の階段と一体になっています。

一番手前の木製スツールは最初からですかね?

芝生から上がるので、結構汚れています。

ここも人工芝の方が良かったかも・・・

メインの「インフォ&ラウンジコフン」です。

唯一の建物です(笑)

同じデザインの屋根。

塗膜系の防水でしょうか?

少し心配・・・

サイクルショップと飲食の2店舗が入っています。

早速、中に入ってみます。

手前にはマウンテンバイクがずらり。

室内撮影の為、ケーキを購入します(笑)

床にペイントされたサインがお洒落。

食事はビュッフェスタイル。

トップライトで、とても明るい室内。

衝立てのあるカウンター席。

ゆったり座れるソファー席。

子供の遊び場もありました。

センスが光るサイン。

恒例のトイレチェック!

ピクトサインは扉のみです。

中は一人用でしたので省略します(笑)

最後になりましたが、とてもユニークな駅前広場はいかがでしたか?

駅前にあって駐車料金も一定時間無料なので、気軽に利用できて羨ましいです。

コロナが終息したら、もっと沢山の人々で賑わうと思います。

ただ、デザイン優先で今後の維持管理が少し大変そうな印象を受けました。

奈良方面に行かれる際は、是非とものぞいて見てください!

【設計データ】

設 計:デザインオフィスnendo/佐藤オオキ

所在地:奈良県天理市川原城町803

用 途:物販店・飲食店、公園

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上1階

竣 工:2017年4月

掲 載 :-

 

ミライザ大阪城

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第143回です。

今年は例年に比べて寒い日が多いように思いますが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今月も引き続き、大阪城公園の中にあります施設、「ミライザ大阪城」を紹介します。

この建物は昭和天皇の即位を記念して、昭和6年(1931年)に市民の寄付により当時の金額にして150万円が集められ、大阪城天守閣の再建、大阪城公園の新設とあわせて、第四師団司令部として建設されました。

長い時を経て、2017年に観光物産販売やレストランのある複合施設としてリニューアルしました。

設計は丹青社です。

歴史的建造物の説明で前置きが長くなりましたが、早速、のぞいてみたいと思います。

大阪城の天守を目指して移動・・・

暫く歩くと、重厚な外観の建物が姿を現します。

建物の雰囲気とは違った案内板を発見!

4層の建物のようです。

正面から建物を望む。

シンメトリーで美しいです!

露出をあえて抑えた?建物銘板。

当時は車寄せだったと思われるスペース。

定礎版の文字は時代を感じます。

早速、中に入ってみます・・・

豪華でゆったりした玄関です。

インフォメーションパネルが恰好イイ!

玄関を抜けると、正面に階段があります。

赤い絨毯がとても印象的。

手摺のディテールにうっとり。

側面にも装飾が施されています(驚)

2階に到着。

扉の横には「貴賓室」の文字が・・・

上部には「THE LANDMARK SQUARE OSAKA」と書かれています。

宴会場を備えたレストランで、ウエディングもできるそうです(驚)

ブラウンを基調とした落ち着いた内装。

ステンドグラスからの光が最高。

シャンデリアともマッチしていますね!

残念ながら3階には上がれず・・・

ここで恒例のトイレチェック!

シンプルで且つ上品なピクトサイン。

内部はレトロ感と高級感が織り交ざっていますね・・・

最近はホワイト一色の傾向が多いですが、逆に新鮮さを感じます。

順序が逆になりましたが、1階に戻ります・・・

同じレトロ風でも、少し庶民的な印象を受けます。

でも、ディテールには凝っています。

耐震補強が見える休憩コーナー。

1階は観光物産店や飲食店が軒を連ねています。

奥には、「特別史跡・大坂城跡」の展示室があります。

大阪城の歴史が、とても詳しく紹介されています。

再び外に出てみます・・・

変化に富んだ開口部周り。

建物角の「隅塔」と呼ばれる装飾が圧巻です!

通用口もしっかり造り込まれています。

ドライエリアで地下1階の採光を確保。

裏側には設備機器が集約されています。

最後になりましたが、歴史的建造物をリニューアルした施設の印象はいかがでしたか?

第四師団司令部として建設されただけあって、緻密なディテールや豪華さは素晴らしいの一言です。

戦後は、大阪市警視庁~大阪府警本部~大阪市立博物館と、様々な用途で利用されてきましたが、これからも末永く市民に愛されて欲しいですね・・・

広大な大阪城公園は1日過ごせるので、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:株式会社丹青社

所在地:大阪市中央区大阪城1-1(大阪城公園内)

用 途:物販店・飲食店

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上3階、地下1階

竣 工:2017年10月

掲 載 :-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪城公園はホントに広いです・・・

 

 

JO-TERRACE OSAKA

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第142回です。

あけましておめでとうございます。

コロナが終息しないまま、新たな年を迎えましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

本年も、アートギャラリーを宜しくお願い致します!

令和4年の第1弾は、大阪城公園にあります「JO-TERRACE OSAKA」を紹介します。

設計は大和ハウス工業一級建築士事務所、初めての登場ですね。

では早速、のぞいてみたいと思います。

「JO-TERRACE OSAKA」は、大阪城公園の玄関口にあります。

駐車場からのアプローチ。

チャコールグレーを基調とした外観。

案内に大阪城公園駅の文字が・・・

階段を上がると・・・

JR大阪城公園駅の駅前だったんですね(笑)

駅のコンコースから直結しています。

吊り橋風にデザインされたゲートを進みます・・・

とてもオシャレなロゴがGOODです!

店舗が連なっている構成です。

とても複雑な納まり(笑)

1階のレベルから連絡通路を望む。

とても綺麗な柄の幕板。

柱の立ち上がりは、木以外の部分がもう少し高いとイイですね。

施設案内板を発見!

反射してうまく写せず、すいません・・・

ここが正面入口でしょうか?

左手には2階建の棟・・・

右手には平屋の独立棟・・・

その間の通路は、ラン&ウォークコースになっています(驚)

建物の外観は自由な展開になっていて・・・

深い庇のある陸屋根や、

落ち着いた寄棟があったり、

切り妻もあって、何でも有りの状態です(笑)

チャコールグレーと木目調で統一されているので、違和感はありません。

各店舗には入ることができませんが・・・

2階建ての棟に、少しだけパブリックスペースがあります。

中に入ってみます。

恒例のトイレチェック!

ですが・・・狭くて断念(泣)

内部にはコインロッカーや、

授乳室が設けられています。

EVもありますが、初めて来た人には分かりづらいかも・・・

ストリートの奥にあるのは「大阪城ホール」

大阪城ホール側からの眺め。

最後になりましたが、「JO-TERRACE OSAKA」はいかがでしたか?

今回は建物というより、もう少し広い視点での紹介となりました。

さすが大阪城公園と銘打つだけあって、壮大なスケールです(驚)

住まいの近くに、こんな公園が欲しいですね(笑)

大阪市内にあって割りと近いので、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:大和ハウス工業一級建築士事務所

所在地:大阪市中央区大阪城3-1(大阪城公園内)

用 途:飲食店舗

構 造:鉄骨造

規 模:地上2階

竣 工:2017年6月

掲 載 :近代建築2017年12月号

うなぎパイファクトリー

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第141回です。

早いもので2021年もあと残り1ケ月となりましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

先月、社内研修があり、私達の班は「浜名湖」に行ってきました。

そこで立ち寄った「うなぎパイファクトリー」を今回は紹介したいと思います!

設計者は調べてみたのですが不明です・・・

では、早速のぞいてみたいと思います。

一応工場と言うことで、浜松技術工業団地の中にありました(笑)

おしゃれな看板が見えてきました。

敷地の入口へ入っていきます・・・

壁面の看板は「うなぎパイ」のパッケージと同じですね!

入口の赤いトラックは記念撮影用。

単調な壁面に付けられたダミー配管の飾り。

サインは、お洒落でシンプル。

建物脇を抜けて正面玄関へ・・・

スロープも、ちゃんと設置されています。

ここにもスロープが。

先ほどのは長すぎたのでしょうか?(笑)

ファクトリーのファサード。

外壁は石目調シートです。

玄関上部のローマ字サイン。

大きくてとても見やすいです・・・

中に入ると直ぐに受付があります。

右手にあるのは、「うなぎパイ」が購入できるお土産コーナー。

行きたいのを我慢して施設内部へ・・・(笑)

トイレ位置を明示したサインはとても親切です。

階段で2階へ進みます・・・

「うなぎ」がデザインされた手摺。

うなぎパイは「春華堂」という会社の商品なんですね!

何やら窓越しに人だかりが・・・

工場の生産現場が見えました。

「うなぎパイ」との記念撮影コーナー(笑)

スマホがセットできるようになっています!

見学通路の途中に設置されたカフェコーナー。

この店舗は丹青社による内装設計です。

多い時はきっと、ここに並ぶんですね(笑)

手摺に貼られた「春華堂」のロゴマーク。

2階からカーテンウォールを望む。

少し太めのフレームです。

奥の階段で1階へ・・・

踊場の庭園がとても綺麗です。

壁に埋め込まれた手摺。

使い勝手はどうでしょうか?

ここで恒例のトイレチェック。

内部はごく普通の感じです(笑)

化粧鏡の枠は「うなぎパイ」もどき?

帰りには、ちゃんとお土産コーナーを通るようになっています(笑)

再び外部へ。

玄関付近に設けられた、車椅子用駐車場。

建物裏側はごく普通の工場です。

観光バスの駐車スペースになっています。

木で後付けされた部分は喫煙コーナー。

もう少しデザインに統一性が欲しかったですね・・・残念。

変な犬走りだなぁ~と思いきや・・・

なんと免振構造の建物でした(驚)

最後になりましたが、皆さんお馴染みの「うなぎパイ」を製造する工場はいかがでしたか?

工場部分と見学部分ぼ動線分けがしっかりとできていて、とても上手く配置計画されているように感じました。

滋賀からは少し遠いですが、近くには舘山寺温泉もありますので、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:ー

所在地:静岡県浜松市西区大久保町748-51

用 途:工場兼物品販売所

構 造:鉄骨造

規 模:地上2階

竣 工:2005年4月

掲 載 :商店建築2016年5月号

 

 

刈谷市歴史博物館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第140回です。

緊急事態宣言も解除され、ようやく動けるようになってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今回紹介するのは、愛知県刈谷市にあります「刈谷市歴史博物館」です。

設計は大手組織事務所の佐藤総合計画。

早速、のぞいてみたいと思います。

伊勢湾岸自動車道・名古屋南ICから一般道を20分ほど南に進むと、建物が姿を現します。

思いやり駐車場がありますが、建物とは少し距離があります。

左手には大きな案内板。

アプローチを真っすぐ進みます・・・

ダイナミックな切妻屋根が印象的!

正面から玄関を望む。

玄関入口はちょっと閉鎖的?

中に入ると風除室は横長で広いです。

お洒落な館内案内板ですが、少し見にくいかも・・・

風除室を抜けると、大きなホールがお出迎え。

手前にオープンカウンターがあります。

タイル&木でデザインされた高級感溢れる壁面。

内壁のディテール。

1階にある「お祭りひろば」の展示室へ・・・

見事な山車が姿を現します(驚)

和紙で作られた張子人形はダイナミック!

広々としたメイン階段で2階へ・・・

階段の納まりが凄い(驚)

手摺のディテールもGOOD!

2階壁面は、スリットを用いて変化を作り出していますね。

ここで恒例のトイレチェック。

シンプルなピクトサイン。

大判タイルの内装は、とても高級感があります。

続いて展示室へ・・・

展示の什器もクオリティが高いです(驚)

刈谷市のジオラマ模型。

なかなか凄いです・・・

豊田紡績の展示がありました。

2階からも「お祭り広場」を見ることが可能。

EVで1階へ降りてみます・・・

バックヤードでは木が多用されています。

壁面を上手に利用した展示。

多目的に利用可能な「講座室」。

受付カウンターの隣りに配置されています。

再び外部へ・・・

腰屋根がボリューム感を上手に抑えています。

妻面はこんな感じです。

深くて大きな庇。

建物出隅のディテール。

奥に配置された大道具搬入のバックヤード。

屋外に設けられた多目的スペースは、人工芝が貼られていました。

最後になりましたが、高級素材を緻密なディテールでまとめあげた博物館はいかがでしたか?

刈谷市の人口は約15万人。草津市が約13.6万人なので、少し大きな感じでしょうか・・・

この施設の建設費は約36億。色々な補助があったかも知れませんが、何とも羨ましい限りです。

全体規模に比べて展示エリアが少し狭いようにも感じましたが、建物を育てるのは市民なので、有効利用されると良いですね。

滋賀から少し遠いですが、東海地方に行かれた際は、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:株式会社佐藤総合計画

所在地:愛知県刈谷市逢妻町4丁目25-1

用 途:博物館

構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄骨造

規 模:地上3階

竣 工:2018年5月

掲 載 :-