三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第146回です。
5月に入ってGWの真っ只中ですが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?
コロナ過ではありますが、少しづつ経済も活発になってきましたね・・・
今回紹介するのは、神戸市東灘区にあります「神戸ファッション美術館」です。
設計は、大手組織事務所の昭和設計。
神戸ファッション美術館は、公共施設や展示場、図書館等で構成された複合施設です。
早速のぞいてみたいと思います。
地下駐車場に車を停めて・・・
分かりやすい真っ赤な案内板で、直ぐに入口へ。
EV前にある建物断面の見取り図。
複合施設であることが分かります。
1階から外部へ・・・
巨大なUFOを連想させる印象的な外観。
一度見たら、絶対忘れませんね(笑)
宇宙船の窓ような演出でしょうか?
このデザインには賛否あると思いますが、私はイイと思います!
建築って、人の心を引き付けることが大事ですよね・・・
隣の外壁面に、大きなサインがあります。
正面玄関は大きな吹抜けになっています。
ちょうど、円盤部分の下になります。
美術館のサインもBIGです(驚)
直接、上にあがる屋外エスカレーター。
玄関の自動扉も一回り大きいです。
風徐室を抜けると、また玄関があります。
上品なエントランスホール。
照明の関係で、黄色い画像になってごめんなさい・・・
こちらは、「神戸ゆかりの美術館」の受付。
隣りにある休憩スペース。
ちゃんとコインロッカーが設けられています。
ここは、かつての公衆電話置き場ですね(笑)
ここで恒例のトイレチェック!
サインは大きくて、とてもシンプル。
内装は総石張りです(驚)
ファッション美術館の割には、洋服の展示は控え目?
皆さんが知るところの「コシノヒロコ」コーナー。
コンパクトなスペース。
この奥が「神戸ファッション美術館」になっています。
続いて、階段で上階(3階)へ。
この大空間は「サン広場」と命名されています。
リゾートホテルのようですね(笑)
大きな円形のトップライト。
これが太陽に見えるから、「サン広場」なのでしょうか?(笑)
仮囲いで中が見えません・・・
よく見ると、リニューアル工事中でした。
GWに間に合わせて欲しかったですね・・・
併設されているホテル、「HOTEL PLAZA KOBE」。
吹抜けに沿って設けられたエスカレーターで5階へ・・・
最上階にある「オルビスホール」。
円盤部分のところになります。
残念ながら、中に入ることはできませんでした・・・
受付も閉鎖中。
吹抜け周囲の回廊。
ひとつ下の4階には、図書館があります。
真っ赤な回転扉がとても印象的!
最後になりますが、巨大な複合施設の感想はいかがでしたか?
贅沢な空間やデザインはコストに跳ね返っていると思いますが、このエリアのランドマークとして、機能を有していると思います。
神戸には、まだまだ沢山の美術館や博物館がありますので、ドライブを兼ねて、是非とものぞいてみてください。
【設計データ】
設 計:株式会社昭和設計
所在地:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
用 途:展示・記念施設、宿泊施設、図書館、商業施設
構 造:鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造
規 模:地上19階 地下2階
竣 工:1997年3月
掲 載 :新建築1997年7月号