滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第5回目です。

これまで県外の作品を紹介してきましたが、今回は滋賀県内の作品を紹介したいと思います。

滋賀県にも良い建物がたくさんあり、最初に何を紹介しようか?と、ずっと考えていたのですが、悩んだあげく滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールを紹介する事にしました。

このびわ湖ホールは、文化発信の拠点を目指して、滋賀県が245億円を出資して1995年から3年かけて建設されました。

開館は1998年9月5日。アクトシティ浜松(1994年)、新国立劇場(1997年)に次いで、日本で3棟目となる本格的な4面舞台を備える大ホールの他、中ホール・小ホールを付帯するオペラ・バレエなどの舞台芸術専用ホールです。

音響家が選ぶ優良ホール100選にも選ばれています。 

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設計は佐藤総合計画という組織事務所が行いました。

初めに少し佐藤総合計画の紹介をしたいと思います。

佐藤総合計画は、建築家・佐藤武夫氏が自宅の天井裏にアトリエを構えたところから始まります。

その後、自宅に事務所「佐藤聯合(れんごう)事務所」を起こし、今年で65年を迎える老舗の設計事務所です。

佐藤武夫氏は、日本においていち早く「建築音響学」の分野を開拓した人物であり、その発端は1927年設計の早稲田大学大隈記念講堂でありました。

その後は日比谷公会堂の音響計画にも携わっており、そういった意味では、びわ湖ホールの設計者として最も相応しいと言えるでしょう。

又、あまり知られていませんが、現在の大津市庁舎も佐藤総合計画の設計なんですよ。

緩やかなカーブを描いた大屋根、琵琶湖に浮かぶヨットの帆をイメージしたとか、しないとか・・・

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大・中の2つのホールはペデストリアンデッキで繋がれています。

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このレベルで、立体駐車場からアプローチする事が可能です。   

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広々としたメインロビー。 

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メインロビー奥にはピアノがあり、ここで演奏会が開催される事もあります。

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大ホールのホワイエは催事がなく閉鎖中・・・残念。

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中ホールホワイエから琵琶湖を臨む。 

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建物屋上は展望広場となっています。

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建物と湖岸の間には散策公園があり、ジョギングや散歩でたくさんの人が利用しています。 

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琵琶湖側から建物を見る。

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大津市の中心にありながら、この建物を訪れた人は少ないかも知れません。

ホールを利用しなくても、もちろん入館できますし、ホワイエや展望広場からちょっと違った琵琶湖を見てみるのも良いと思います。 

西武大津ショッピングセンターやパルコ大津からすぐ近くなので、この夏、是非足を運んでみて下さい。

【建物データ】

滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール

設 計:佐藤総合計画

所在地:滋賀県大津市打出浜15-1

用 途:音楽ホール、劇場ホール

構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造

規 模:地上4階、地下2階

竣 工:1998年3月

掲 載:-