金沢21世紀美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第6回目です。

今回紹介するのは、金沢市にある金沢21世紀美術館です。

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前から見たかった建物で、ようやく「のぞいてくる」事ができました!

設計は、妹島和世+西沢立衛/SANAAです。

二人は、建築会のノーベル賞と言われるプリツカー賞を今年(2010年)受賞しています。

日本人ではこれ迄、丹下健三、槇文彦、安藤忠雄の3人しか受賞しておらず、その凄さが伺えます。

文字通り、いま一番注目されている建築家と言えるでしょう。

この建物の特徴は、見ての通り丸るい形をしている事です。

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建物を丸くする事によって、表裏の区別を無くしています。 

この円は直径110m、円周350mあるらしいです。 

室内から見ると、ガラスが円形をしているのが良くわかります。

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丸いと何か使いにくそうですが 、建物内部の廊下は全て直線となっていて、とてもわかりやすい配置です。

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「まちに開かれた公園のような美術館」というコンセプトのが基本的な考え方で、館内は展覧会ゾーンと交流ゾーンに分かれています。

グレーの部分が展覧会ゾーン、周りの白い部分が交流ゾーンです。

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そして、交流ゾーンは誰でも自由に無料で利用する事ができます。

交流ゾーンにある部屋をいくつか紹介します。 

ガラス張りのエレベーター。遊び心十分です! 

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下から見るとこんな感じです。 

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下降中の様子。 

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アートギャラリー(図書コーナー) 

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カラフルな色使いの椅子。 

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レクチャーホール。半分地下に埋まっています。

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白い囲いの中がミュージアムショップです。

グッズが飛ぶように売れています(笑)

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続いて、展覧会ゾーン(有料部分)内の恒久展示作品を紹介します。

◆レアンドロ・エルリッヒの作品:スイミングプール

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上部からみたプール。強化ガラスに水を張っています。

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階段で地下1階に下りるとプールの中へ続くアプローチがあります。

幻想的です。

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地下(プール内部)です。この場所が一番人気のようです! 

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◆マイケル・リンの作品:市民ギャラリー

加賀友禅の図案と台湾の伝統的な図柄を組み合わせた作品です。

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内部にある光庭のひとつ。内部はこの光庭の恩恵で非常に明るいです。

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建物外部にも作品があります。

オラファー・エリアソンの作品:カラーアクティヴィティ・ハウス

シアン・マゼンダ・イエローの3色のガラスの組み合わせ。

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◆LAR/フェルナンド・ロメロの作品:ラッピング

いくつもの突起が様々な方向に突き出た形を持つ遊具作品。

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美術館内部は撮影禁止のところが多く、写真で紹介できないのが残念ですが、とにかく面白い!というのが率直な感想です。

北陸方面に行かれる際は、是非とも立ち寄って下さい。

【建物データ】金沢21世紀美術館

設 計:妹島和世+西沢立衛/SANAA

所在地:石川県金沢市広坂1-2-1

用 途:美術館

構 造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階、地下2階

竣 工:2004年6月

掲 載:新建築2004年11月号