京都コンサートホール

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第20回目です。

今年も残すところ、あと2ヶ月となりましたね。

今回紹介するのは、京都コンサートホールです。

平安京建都1200年記念事業の一環として建設された、クラシックコンサート

専用ホールです。

設計は、磯崎新です。

久々の巨匠の登場ですね!

このホールは大・小2つのホールで構成されていて、大ホールは

シューボックス型と言われる客席配置をしています。

又、ドイツ・ヨハネスクライス社の、パイプオルガンが設置されている事で

有名です。

最寄り駅は、京都市営地下鉄烏丸線・北山駅です。

駅の階段には、こんな広告が・・・。ユニークですね(笑)

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ホールの全景。

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黒い円形の部分が、とてもインパクトがありますね!

円形部分のディテール。

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大型陶板が貼られています。

この波形は、楽譜のような・・・楽器の弦のような・・・

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音楽オンチの私には、そんな風に見えます。

この部分の1階は、実は建物の裏口なんです。

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関係者出入口等、バックヤードとなっています。

すぐ横には、地下駐車場出入口もあります。

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正面が裏口なんて、面白いですね。

建物の入口は?と言うと・・・

手前のアプローチを進んで行った奥にあります。

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入口部分には、大きな案内銘板が。

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水色の塗装が薄くなっています。残念。

建物が大きく、全体が見れませんが、こんな形です。

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長方形が大ホール、円形のところが小ホールですね。

とても綺麗な人工池。

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手入れが行き届いています。

途中にある小さな橋は、レストランへの入口。

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黒い円形部分を抜けると、視界が大きく広がります。

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矩形で整然としたファサードが出現。

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一番奥にある駐輪場。

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何と、屋根がありません(笑)

正面玄関に目を向けると、「KYOTO CONCERT HALL」のサインが・・・

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カッコいいですね!

シンプルで大きな風除室。

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受付は反対側に配置されています。

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天井も凝っていますが、少し重い感じがしますね。

風除室を抜けると円形のホールがあります。

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最下段のガラス部分はレストランです。

この円形ホールを囲むように、螺旋状のスロープがあります。

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このスロープを上がっていくと、大・小ホールの入口に辿りつく仕掛けです。

左の開口部は、エレベーターホール入口。

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ほとんど目立たないです。

普通はエレベーターがメインなのですが・・・(笑)

扉まわりのデザインも、とてもシンプル。

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道路と正面玄関との関係もそうですが、全体的にアプローチが長めに

設定されています。

これは京都の社寺空間にならったもので、同時にコンサートへの期待を

高めるための、空間演出と言われています。

そう説明されると、螺旋状のスロープも納得ですね!

スロープを上がっていくと、壁面にバケツのような物体が?

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至るところに出現・・・位置もバラバラです。

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高さから言って、円形ホール天井の三角形の梁の端部ですね。

きっと、ジョイント部を隠しているのでしょう!

設計段階から分かっていたのか?施工中に発覚したのか?

とても気になるところです。

スロープの終点。小ホール入口です。

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3階ご案内のサインを発見。

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スロープのどこ迄が3階なのでしょう?(笑)

最後になりますが、建物の用途上、ホール内部を紹介する事はできませんが、

最初に申し上げたパイプオルガンは圧巻です!

文化の香る11月。コンサート鑑賞で是非とも一度ご覧になって下さい。

【建物データ】

京都コンサートホール

設  計:磯崎新/磯崎新アトリエ

所在地:京都府京都市左京区下鴨半木町1-26

用    途:音楽ホール

構    造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規    模:地上5階、地下2階

竣    工:1995年

掲    載:新建築1995年10月号(P145)