京都国立近代美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第21回目です。

早くも12月、今年最後のアートギャラリーとなりました。

今回紹介するのは、京都国立近代美術館です。

設計は、槇文彦です。

2011年の締めくくりにふさわしい、BIGな建築家ですね!

私が最も好きな建築家の一人です。

その洗練されたシャープなデザインは、建築をあまり知らない人でも

違いがわかると思います。

建物は、平安神宮のある岡崎公園の中にあります。

建物全景。

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建物前には大きな鳥居が・・・

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「登録有形文化財」の銘板を脚元にて発見!

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道路側から建物を見る。

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槇文彦氏の作品としては珍しい?シンメトリーなファサードです。

建物の仕上げは花崗岩のPC板。

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細かな凹凸とする事で、単調さを消していますね。

両サイドのガラスは階段室。

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縦に伸びていて、箱型の建物に変化を持たせています。

ゆるやかなアールの庇。

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正面から見ると、こんな感じです。

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風除室と一体となった受付。

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早速、中に入ってみます。

ホール正面。3階まで続く階段。

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真横から見る。左側のスリットが絶妙です(驚)

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階段の手前には、インフォメーションと売店があります。

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売店は奥が2層吹抜けになっていて、開放感があります。

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ガラスブロックとFIX窓のバランスがGOOD!

反対側にあるのは喫茶コーナー。

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左の異型窓は、寺院で見られる火灯窓のデザインでしょうか?

喫茶コーナーの奥には展示ロビーがあります。

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壁面のオブジェ。

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サッシもシンメトリーです。

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柱も総石張り。緑色に見えるところも石です。材種を変えています。

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細かなところも凝っています!

1階と4階しか写真撮影できないので、4階に上がってみます。

エレベーターホールは至ってシンプル。

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4階ロビーはこんな感じです。

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デザインされた長椅子を発見!

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ここから眺める景色は絶景です。

大鳥居と京都市美術館。

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そして、東山の借景。

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ロビー奥にある、コレクションギャラリーの案内サイン。

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階段を降りて、1階に戻ります。

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踊場にはオブジェがあります。

赤く塗られたポールが渋い(笑)

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階数表示のサインもオシャレですね。

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階段をおりて、再び外部へ。

バックヤードへ続く側面の壁も花崗岩張り、豪華!

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搬入口の巨大なシャッター。

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庇もデザインされていますね。

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建物銘板はかなり地味です・・・後で気付きました(笑)

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ガラス面に映る大鳥居。

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外壁が無機質なグレーなので、この赤が良く映えています!

最後になりますが、岡崎公園内には、京都市美術館、京都府立図書館、みやこ

めっせ(京都市勧業館)、京都会館といった見どころある建物が点在しています。

今回紹介した近代美術館が一番近代的な外観なのですが、むしろ一番古風に

見えました。(あくまで個人的感想ですが・・・)

たくさんの建物を見比べてみるのも面白いと思います。

是非一度、のぞいてみて下さい!

【建物データ】

設  計:槇文彦/槇総合計画事務所

所在地:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町

用    途:美術館

構    造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造

規    模:地上4階、地下1階

竣    工:1986年

掲    載: 新建築1987年1月号