和歌山県立博物館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第30回です。

先月ご紹介しました和歌山県立近代美術館は、いかがでしたでしょうか?

予告通り、今月は和歌山第2弾として、和歌山県立博物館を紹介します。

博物館は近代美術館の奥にあります。

同じく黒川紀章による設計です。

s-p1120466.jpg

右側の扇形をした建物がそうです。

両建物は2階で接続されているので、1階には通路が通っています。

s-p1120495.jpg

対照的な壁面ですね!

博物館の外観は、総ガラス張りです。

s-p1120491.jpg

方立てがランダムになっており、変化をつけていますね!

s-p1120605.jpg

又、建物の一番奥は鋭角になっています。

s-p1120603.jpg

室内はどんな部屋があるのでしょうか?

後ほどのぞいてみましょう(笑)

玄関脇にある建物銘板。少し地味ですね・・・

s-p1120609.jpg

続いて、内部をのぞいてみます。

先月の美術館と比較しながら見ていきたいと思います!

博物館入口も美術館と同様に、回転自動扉がダブルですね(笑)

s-p1120493.jpg

建物の規模から言っても、一つで十分だと・・・

庇が付いています。

s-p1120492.jpg

風除室を抜けると、大きなホールがあります。

s-p1120612.jpg

ホワイトを基調とした2層吹抜けで、開放感がありますね!

s-p1120610.jpg

トイレへの通路。

s-p1120614.jpg

途中にはロッカースペースも・・・

s-p1120613.jpg

最初からしっかり確保されていて、GOODです!

ホールの反対側に向かってみます。

あの尖ったスペースは何だろう?と期待しつつ・・・

s-p1120618.jpg

喫茶&休憩スペースでした(笑)

ここでも、こだわりの椅子&テーブルがありました。

s-p1120619.jpg

一番奥のところを下から見上げてみました。

s-p1120621.jpg

カッコイイですね~

続いて、階段で2階へ。

s-p1120627.jpg

美術館と同じく、ぐにゃぐにゃ手摺がありました。

踊場のところに、スリットが切ってあります。

s-p1120628.jpg

2階に上がると、ガラス越しに屋外スペースを発見。

s-p1120633.jpg

「屋外展示場とギャラリー・歴史の道 」と書かれた銘板。

s-p1120647.jpg

ユニークな展示ですね。

s-p1120635.jpg

建物の重なりを利用して、うまく自然光を取り入れています。

s-p1120638.jpg

外壁側には植栽がほどこされていました。

s-p1120636.jpg

再び、室内へ。

屋外展示場を右手に見ながら奥へ行ってみます。

s-p1120632.jpg

ゆったりと落ち着いたスペース。

s-p1120648.jpg

地元の工業高校が作成した模型が展示されていました。

s-p1120654.jpg

とても上手に作られています(驚)

美術館と博物館の位置関係が良くわかりますね。

s-p1120650.jpg

ガラス製のシャープな棚。

s-p1120656.jpg

美術館のリーディングコーナーと同じディテールですね!

2階か ら、吹抜けのホールを望む。

s-p1120643.jpg

階段の腰壁が、大きなアールになっていますね。

再び外部へ・・・

建物の裏側に回ってみました。

s-p1120659.jpg

何やら見覚えのある風景が・・・(笑)

s-p1120663.jpg

美術館と同じ、アールの連続した庇が付いていました。

美術館のバックヤード側から見ると、2つの施設が連続しているのが良くわか

ります。

p1120593.JPG

最後になりますが、2回に渡って紹介した和歌山近代美術館+博物館はいか

がでしたか?

お互いに個性を出しながら、共通ディテールを採用するなど、設計者の感性

がとても強く伝わったと思います。

全国には、まだまだ素晴らしい施設が沢山ありますね(笑)

これからも頑張って、色々な施設をのぞいていきたいと思います!

【建物データ】

設  計:黒川紀章/黒川紀章都市建築設計事務所

所在地:和歌山県和歌山市吹上1-4-14

用  途:博物館

構  造:鉄筋コンクリート造

規  模:地上2階

竣  工:1994年1月

掲  載 :新建築1994年10月号