滋賀県立近代美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第44回目です。

急に寒くなりましが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

秋の気配をあまり感じることなく、そのまま冬が到来しそうな感じですが、一応、

秋本番、「芸術の秋」ということで・・・

今回は「滋賀県立近代美術館」を紹介します!

今まで県外の美術館を幾つか紹介してきましたが、灯台下暗しで、滋賀県が

誇る美術館を、すっかり忘れておりました(笑)

設計は、天下の日建設計です!

多くの方がご存知だと思いますが、施設は大津の文化ゾーンの中にあります。

車での横付けはできず、少し離れた駐車場から歩かなければなりません・・・

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とは言いつつも、美しい庭園の中を散歩するのもイイもんですね! 

途中には、茶室「夕照庵」もあります。

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美術館へのアプローチ。

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ようやく美術館へ到着です(疲)

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緑青銅板の屋根と白系タイル張りの外壁が、重厚感を感じさせますね。

入口脇の空間は、駐輪場になっています。

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中の様子はこんな感じです。

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立派な駐輪場ですが、一旦、外部に出ないと入館できないのが、残念・・・

建物銘板は、大きくてとても見やすくGOODです!

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正面ファサードの様子。

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玄関庇の奥まった重なりが、とてもイイ感じです。

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一番奥の天井材には、岩綿吸音板が使用されています。

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アルミスパンドレルを使用した方が・・・といつも書いていますが、何故かこの

井はとても綺麗です(驚)

入口にて、建物案内図を発見!

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少し見にくいですが、2つの中庭があり、回郎に沿って展示室が配置されてい

ます。

早速、中に入ってみます。

エントランスロビーは2層吹抜けとなっていて、開放感があります!

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大きなシャンデリアがとても印象的。

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開館当初からの照明器具なのでしょうか?

正面は中庭を見通すガラス張りなので、受付は左脇にあります。

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正面が45度傾いていて、とてもユニークです。

早速、時計廻りに進んでみます。

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通路は緩やかなスロープになっています。

突き当りにある常設展示室。

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有料なので、スルーします(笑)

回廊を歩きながら、次の展示室へ・・・

窓から見える庭園は、とても綺麗に整備されていますね!

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こちらは企画展示室。

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こちらもスルーです(笑)

回廊の突き当りは、管理部門のようです。

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つづいて、ギャラリーに向かいます。

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移動式のパネル展示方式で、様々な展示に対応可能となっています。

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ゆったりくつろげるスペースが設けられています。

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ぐるりと一周して、再びエントランスロビーへ。

奥まったところに、うす暗い空間を発見(笑)

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扉の横には「講堂」と書かれてありました。

節電と言っても、不用心な位に暗いです・・・

階段の奥の自然光が眩しいです(笑)

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階段裏は、RC打放しになっていました。

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こだわりのディテールでしょうか?

その階段を使って、2階へ上がってみます。

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2階は、喫茶コーナーとなっています。

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取材の途中ですが、少し休憩。

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美味しいコーヒーをいただきました。

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何気なく外に目を移すと・・・見たこと無いような屋根を発見!

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谷だらけですが、どうやって雨水を流しているのでしょうか?

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紅葉のオレンジと緑青銅板のグリーンが、とても綺麗です

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2階から、再びエントランスロビーを見る。

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明るいところは、グッズ販売コーナーでした。

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うろうろしていると、中庭に出れるとの案内を発見!

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扉の取手は、硬くて開けにくく、少し不親切です(怒)

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引き戸なのに、クレセントしか持つところがありません・・・

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少し殺風景な印象の中庭ですね。

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唯一、目を見張るオブジェ。

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アレキサンダー・カルダー作「フラミンゴ」と書かれています。

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シカゴ市内に設置したパブリック・アート「フラミンゴ」の大型試作品(マケット)

らしいです。 

中庭から施設を見る。

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誰かに鍵を締められていないか?と。慌てて中に入りました(笑)

最後になりますが、この施設は来年で開館30周年を迎えます。この度、滋賀

県より、施設の改修と隣接地に新館を増築する構想が、発表になりました。

完成は5~6年先の予定ですが、少し古くても「味」のある美術館を、今のうち

に堪能してみてはいかがでしょうか?

11月は連休も多いので、是非とものぞいてみて下さい!

【設計データ】

設    計:株式会社 日建設計

所在地:滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1

用    途:美術館

構    造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規    模:地上2階、地下1階

竣    工:1983年

掲    載 :新建築1984年11月号