国立国際美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第55回目です。

10月になって、ようやく過ごしやすい季節となりました。

今回紹介するのは、大阪中之島にある国立国際美術館です。

先月も美術館で、美術館続きになりますが、芸術の秋ということで、ご了承

下さい(笑)

この国立国際美術館は、元々万博記念公園にあったのですが、老朽化等

の問題があって、2004年にこの地に移転されました。

設計はアメリカの建築家、シーザー&ペリです。

以前、紹介したびわこホテルを設計した建築家です。

では、早速のぞいてみましょう!

地下鉄肥後橋駅をおりて西へ500mほど歩くと、何やら変なオブジェが姿

を現します。

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どう見ても、美術館には見えません・・・

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それにしても、このステンレスパイプは圧巻ですね!

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奥に進むと、美術館の銘板を発見・・・合ってて良かった(笑)

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実はこの美術館、ほとんどが地下に隠れているんです(驚)

地上にあるのは、この「くねくね」したフレームに囲まれた、エントラスのみ

なんです・・・

円形自動ドアの風除室。

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1階はこの部分のみで、エスカレーターか階段で、地下1階へ進みます。

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健康のため、階段で・・・(笑)

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チケット購入のため、受付カウンターへ。

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とてもオープンな雰囲気です。

近くに、案内板を発見!

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大部分が地下にあるのが、良くわかりますね。

地下1階は、パブリックスペースとなっているようです。

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とてもゆったりしています。

美術館お決まりの、ミュージアムショップ。

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人影が写っているの?と思いきや、立派な展示物(作品)でした・・・

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奥に進むと、情報コーナーやキッズコーナーが設けられています。

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情報コーナー。

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誰も利用していませんでした・・・

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きっと、館内の美術品が検索できるのでしょう?

キッズルーム&授乳室。

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子供の姿はありません・・・

授乳室はパーテーションで区画されています。

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一番奥にあるレストラン。

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順番が逆になりましたが、続いて展示フロアに向かいます。

まずは、エスカレーターにて一気に最下階へ。

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地下3階は、主に企画展示室となっています。

唯一、写真撮影が許可された展示作品。

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解説には「淀川テクニック」と書かれています。

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柴田英昭氏と松永和也氏のユニット名で、淀川の河川敷に打ち上げられた

ゴミを拾い集め、彫刻作品を作り続けているそうです!

近寄ってみると、確かにゴミやガタクタが張り付けてあります(驚)

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作品の裏には小さな扉があって、そこから顔が出せる仕掛けになっています。

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私の顔は、決してゴミではありません(笑)

続いて、企画&常設展示室のある地下2階に上がってみます。

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大きなトップライトがあって、とても明るいです!

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9月15日まで開催のCOLLECTION-Ⅰ。

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かなりゆったりした展示室です。

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最近は、作品そのものを撮影しなければ、カメラOKの美術館が多くなりま

した!

奥の常設展示室。

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展示室前のホールも、かなりゆったりしています。

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地下2階から地下1階への吹き抜けには、巨大な陶板壁画と空中に浮かぶ

オブジェが・・・

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陶板壁画はジョアン・ミロの「無垢の笑い」、天井から吊るされたオブジェは

アレクサンダー・コールダーの「ロンドン」と書かれてあります。

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再び地下1階へ。

ステンレスの支柱に挟まれた作品。

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ヘンリー・ムアの「ナイフ・エッジ」です。

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何か、とっても「絵」になりますね~

支柱脚部を、上部より見る。

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柱頭部はガラスを突き抜けています。

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雨が漏れないか・・・と心配してしまうのは私だけでしょうか?

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再び外部に出てみます。

来館した時と反対側から、施設を望む。

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最初は異様でしたが、展示を見てからは何故か違和感が薄れました(笑)

奥に見える高層マンションとの対比。

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最後になりますが、とても美術館とは思えぬステンレスの外観と、展示室の

全てが地下にある構成は、ただただ圧倒された・・・の一言でした。

いつも言いますが、施設そのものが、立派な一つの作品なのですね・・・

隣には大阪市立科学館もありますし、家族連れでも十分に楽しめるエリア

です。

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すがすがしい季節ですので、是非とものぞいてみて下さい!

【設計データ】

設    計:シーザー・ペリ&アソシエーツジャパン

所在地:大阪府大阪市北区中之島4-22-5

用    途:美術館

構    造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造

規    模:地上1階、地下3階

竣    工:2004年

掲    載 :新建築2004年5月号