京阪なにわ橋駅

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第59回目です。

毎日寒い日が続きますが、皆さんお元気ですか?

今回紹介するのは、京阪電鉄・なにわ橋駅です。

今まで幾つかの駅舎をのぞいてきましたが、何と今回は地下鉄の駅です!

当然、地下にあるので、ブログができるかなぁ~と思いつつ(笑)

設計は、世界的建築家の安藤忠雄です。

淀屋橋から西に少し歩くと、中之島中央公会堂が見えてきます。

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個人的に、とても思い入れのある建物です・・・

なにわ橋駅は、その向かい側にあります。

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屋根と壁が一体となったアールが美しい!

屋根先端のディテール。

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屋根材はパネルになっていて、ジョイント部分はシール納まりです。

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雨漏れ大丈夫?と思いきや、下部にはしっかりと水抜き孔がありました!

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正面出入り口から建物を見る。

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反対側は一面ガラス張りです。

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2層分ほどの高さがあります。

早速、中へ入ってみます。

天井&壁一面に張られたガラスブロックに感動!

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単なる内装材としてガラスブロックが使用されています(驚)

なんとも贅沢ですね・・・ 

階段で地下へ向かいます。

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黄色いラインのある踏面先端。

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ちゃんと安全性にも配慮されています。

腰壁は安藤忠雄の18番 、RC打放しです!

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とても綺麗です(驚)

エスカレーター側の内壁は、CB(コンクリートブロック)です。

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安藤忠雄がCBを使うと、これが高級材料に見えてしまうから、何とも不思議

です(笑)

更に奥に進みます・・・

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見にくいですが、ここの壁はスチール製パネルです。

錆汁が出ている屋内消火栓BOX。

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とても綺麗な施設なので、ちょっと残念・・・

何やら、休憩所のようなスペースが・・・?

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 サインには、「アートエリアビーワン」と書かれています。

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調べたところ、ここは京阪電気鉄道&大阪大学&NPO法人が共同運営する

交流スペースとの事。

アートや文化活動など、様々なイベントが開催されているようです。

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各種イベントの案内ポスターが、たくさん貼られていました。

アートエリアビーワンの、中の様子。

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今日は何も開催されていないようで、ひっそりとしています・・・

ビニール製のカーテンで仕切られているだけです(笑)

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改札はまだ見えてきません、更に奥に進んでみます。

また壁の材質が変わっています・・・

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意図的に変えているのか?工事区分が違ったのか?

真意は良く変わりませんが、少しうるさい感じがします・・・

大判タイルの内壁材。

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材料としては良いものですが、安藤忠雄の作品には、ちょっと似合わないと

思いませんか?

またもや階段が・・・かなり地下深くに駅があるんですね(驚)

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ぐねぐねしたステンレス製の手摺。

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確か、最初の階段は真っすぐでしたね・・・

機能的には、あまり意味が無いように思いますが、視覚的にはイイ感じです!

ようやく改札?にたどり着きました。

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高さ(深さ)を活かした、圧倒的な空間に感動!

内壁&天井は、木が張られています。

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無機質となりがちな空間ですが、木の温かみが感じられてGOODです!

木もただ単に張るだけでなく、ちゃんと凹凸が付けられています。

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メタリックな部材は、黒を基調に統一されています。

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電話も黒にして欲しかったですね(笑)

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メインの丸柱が、空間を引き締めている印象。

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下から丸柱を見上げる。

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スケルトンのEVもかっこイイ!

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駅員の詰め所もオープンです。

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きっと、駅員さんも落ち着かないでしょう・・・(笑)

最後になりますが、有名建築家が手掛けた駅舎の感想はいかがでしたか?

安藤忠雄が設計すると、やっぱり何か違いますよね!

でも、本当に凄いのは、発注者の京阪電鉄でしょう・・・

機能だけを求めるなら、もっと簡素にできたと思います。

これだけ予算を投入する企業姿勢は、素晴らしいと思います。

あと、はじめに紹介したガラスブロックの天井&内壁ですが、LEDが組み

込まれていて、夜にはとても綺麗に光るそうです(驚)

少し暖かくなったら、是非とも、夜にのぞいて見て下さい。

【設計データ】

設    計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所

所在地:大阪府大阪市北区中之島1丁目

用    途:駅舎

構    造:-

規    模:地上1階、地下2階

竣    工:2008年10月

掲    載 :近代建築2009年10月号