京都国立博物館(平成知新館)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第78回目です。

9月に入っても、まだまだ暑い日が続きますが、皆さん夏バテは大丈夫で

すか?(笑)

今回は、京都国立博物館(平成知新館)を紹介します。

設計は、ニューヨーク近代美術館、 豊田市美術館などを手掛けた世界的

建築家・谷口吉生氏です。

谷口氏の建築は、とにかく「美しい」!

この一言に尽きます・・・

シンプルで繊細、そのディテールはとても素晴らしいです(驚)

建物に余り興味の無い人であっても、違いを感じる事ができると思います。

私がダラダラ説明するより、「百聞は一見にしかず」なので、早速のぞい

みたいと思います(笑)

京都国立博物館は、七条通りを挟んで、蓮華王院(三十三間堂)の向かい

側にあります。

博物館横の専用駐車場に車を停めて・・・

img_2390.JPG

博物館らしい、レンガ調の建物が見えます。

img_2393.JPG

一旦歩道に出て、正面入口へ・・・

img_2398.JPG

門扉の塀も何だかカッコいいです!

img_2403.JPG

いきなりミュージアムショップが現れました(笑)

img_2407.JPG

入りたい気持ちを抑えて、チケット売り場へ・・・

img_2410.JPG

白で統一されていて、清潔感があります。

img_2742.JPG

ここから入るの?と思いきや、出口のようです(笑)

img_2409.JPG

ここが入館ゲートでした!

img_2413.JPG

中に入ると、真っ直ぐなアプローチがお出迎え。

img_2416.JPG

少し進むと、敷地内案内板がありました。

img_2426.JPG

重厚な造りの建物は、明治古都館(本館)です。

img_2422.JPG

明治28年に、片山東熊氏によって設計されました。

壁面の文字が、時代を感じさせます・・・

img_2447.JPG

人影が少ないなぁ~と思ったら、今は閉館中でした。

img_2434.JPG

こちらが、新しく完成した平成知新館です!

img_2440.JPG

明治古都館とは、全く違う外観ですね(驚)

正面から建物を臨む。

img_2452.JPG

直線を基調としたデザインが、とても印象的!

白く見えたのは壁で、横から風除室に入ります・・・

img_2463.JPG

薄くて深い庇と、細長い丸柱の組み合わせ。

img_2464.JPG

このアンバランスさが絶妙ですね!

反対側には、印象の異なる棟があります。

img_2457.JPG

透かしガラスの案内板。

img_2460.JPG

とてもオシャレですが、少し見にくいかも知れません・・・

風除室から館内へ・・・

img_2467.JPG

開放的なエントランスホール。

img_2478.JPG

チャコールグレーの案内板は認識性バツグン!

img_2476.JPG

裏側は、ベビーカー置き場でした(笑)

img_2690.JPG

左奥にある受付カウンター。

img_2479.JPG

とても見やすい電光式の案内板。

img_2480.JPG

ちょっと広すぎる?くらいのホワイエ(笑)

img_2485.JPG

開口部廻りのディテール。

img_2472.JPG

3層吹抜けに設けられた階段はダイナミックです! 

img_2492.JPG

シンプルで、とても高級感があります。

img_2501.JPG

繊細な手摺と、重厚な踏板の組合せ。

img_2504.JPG

ゆったりとしたロッカールーム。

img_2673.JPG

少し奥にあって、わかりにくいのが残念。

マスコットキャラクター「トラりん」の登場!

img_2547.JPG

モチーフは、尾形光琳の「竹虎図」らしいです・・・

小さな子供は、「トラりん」を見て泣いていました(笑)

館内の展示は、3階に上がってから下に降りる順路です。

学芸員の解説による、体験型の展示。

「三角縁神獣鏡」のレプリカ。

img_2571.JPG

裏側はちゃんと鏡になっていました!

img_2573.JPG

3階からエントランスホールを見る。

img_2556.JPG

2階に掛けられたブリッジが、とてもイイ感じですね!

展示室への入口。

img_2577.JPG

ここからは、残念ながら撮影禁止です。

展示室の中間に設けられたラウンジ。

img_2578.JPG

とても落ち着いた空間です。

階段を利用して、下のフロアへ移動します。

img_2593.JPG

恒例のトイレチェック!

img_2560.JPG

最近はシンプルなピクトサインが多いですね・・・

img_2561.JPG

ベビーチェアーのピクトは、初めて見ました(笑)

img_2564.JPG

トイレは木突板&石張りの組合せで、とても高級感がありました。

img_2570.JPG

トップライトからの光がとても幻想的。

img_2603.JPG

1階へ降りていきます。

ゆったりした空間は、レファレンスコーナー。

img_2624.JPG

ミュージアムラボラトリーでは、映像を楽しむ事ができます。

img_2635.JPG

機能的にまとめられた天井機器。

img_2636.JPG

続いて地下1階へ・・・

img_2687.JPG

ほど良い大きさの講堂。

img_2682.JPG

天井に布を張って、吸音しています。

img_2681.JPG

再び1階へ・・・ 

館内にも、ちゃんとミュージアムショップがありました。

img_2545.JPG

自販機も、ちゃんと目隠しされていて、GOODです!

img_2532.JPG

img_2536.JPG

奥にある休憩コーナー。

img_2531.JPG

さすがにこの暑さでは、屋外には誰も居ません・・・(笑)

img_2537.JPG

全面ルーバーで覆われたファサード。

img_2538.JPG

ルーバーを下から見上げる。

img_2539.JPG

とても高価そうです・・・

明治古都館とは、ここで接続されています。

img_2702.JPG

敷地真ん中に設けられた噴水で、ちょっと休憩。

img_2707.JPG

木陰はとても涼しいです(癒)

噴水越しに明治古都館を臨む。

img_2710.JPG

ロダンの彫刻作品、「考える人」を発見!

平成知新館をバックに・・・

img_2724.JPG

続いて、明治古都館をバックに・・・

img_2723.JPG

どちらが、絵になっているでしょうか?(笑)

最後になりますが、谷口氏の作品の感想は如何でしたか?

これだけの大きな施設でありながら、シンプルに且つダイナミックにまと

あげた「設計力」に、只々脱帽するばかりです。

明治古都館に隣接する施設として、常に対比される中で、お互いの良さ

浮き出させるデザインであったと思います。

お見せしたい空間が多すぎて、まとまりの無い内容になってしまい、大変

申し訳ありませんでした・・・

滋賀から大変近い、京都市東山区にありますので、芸術の秋に、是非とも

のぞいて見てください!

【設計データ】

設 計:谷口吉生/谷口建築設計研究所

所在地:京都府京都市東山区茶屋町527

用 途:博物館

構 造:鉄筋鉄骨コンクリート造

規 模:地上4階、地下2階

竣 工:2014年9月

掲 載 :新建築2014年12月号