司馬遼太郎記念館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第82回目です。

あけましておめでとうございます。

今年も三陽アートギャラリーを、よろしくお願い致します!

さて、平成29年がスタートしましたね(笑)

新年第一弾は、巨匠・安藤忠雄氏の作品を紹介します。

東大阪市にある、司馬遼太郎記念館です。

早速のぞいてみましょう!

建物は、静寂な住宅地の中にあります。

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建物の隣に設けられた駐車場。 

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無料なのは嬉しいですが、5台分しか無く、少し不便かも・・・

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奥に見えるのが、たぶん記念館ですね!

施設入口に向かいます。

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緑が一杯で、公園のようです(笑)

RC造の塀が続きます・・・

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塀のディテール。

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これも、安藤作品でしょうか?(笑)

記念館入口にある建物銘板。

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下にカッコ書きで(福田)とありますが、司馬遼太郎はペンネームで、本名

は福田定一(ふくだ ていいち)といいます。

入口脇にある自動券売機でチケットを購入。

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正面には、敷地内の案内図がありました。

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緑のアプローチを奥に進んでいきます・・・

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記念館の前には、司馬遼太郎氏の自宅が保存されています。

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自宅のある敷地内に、記念館が建てられたという訳です(驚)

自宅内部には入れませんが、窓越しに書斎を見ることができます。

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ガラスの反射で、少し見にくくごめんなさい・・・

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白い書棚と、ソファーが見えます。

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こんな自然溢れる環境の中で、作品がつくられたのですね・・・

更に奥に進むと、記念館が姿を現します!

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アプローチに設けられた手摺のディテール。

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とてもシンプルでGOODです!

建物右側の大きなガラス面は、ステンドガラス張りです! 

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予想以上に大きな面積でビックリ!(驚)

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ステンドガラスは室内からの方が綺麗に見えるので、後ほど・・・

緩やかなカーブの廊下を、更に奥に進んでみます。

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RCの壁面にサッシの影が写り込んでいて、イイ感じです!

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これも計算しての設計でしょうか?

床仕上げは洗い出し。

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雨水は入らないと思うのですが・・・?排水目皿があります。

ようやく玄関に辿り着きました(笑)

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廊下から出れないので、玄関全景を撮れずゴメンなさい・・・

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早速、中へ入ってみます。

玄関ホールの様子。

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正面には建物の模型を展示。

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奥にはカフェが併設されています。

受付のようなところは、書籍やオリジナルグッズの販売コーナー。

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販売コーナーを抜けると、メインの展示室が姿を現します。

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何と、壁一面が書棚になっています(驚)

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びっくりしながら、地下1階におりてみます・・・

階段は、温かみのある木製仕上げ。

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RC打放しのグレー&木のカーキ色が、とてもマッチしていますね!

初めに紹介したステンドガラスを、地下1階から臨む。

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展示室と階段の踊り場に設置されています。

不透明&半透明&透明のステンドガラスがランダムになっていて、とても

綺麗です!

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地下1階から書架を見上げる。

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三層吹き抜けになっていて、圧巻の一言(驚)

約11mあるそうです!

本は、一体何冊あるんだろう?

書架の荷重はどうなっているんだろう??

と、創造が膨らむばかりです。

さすが、安藤忠雄氏ですね~!!!

恒例のトイレチェック。

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グレーを基調としていて、シンプルで清潔感があります。

地下に設けられたホール。

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扇形で約150席の、落ち着いた雰囲気です。

再び、外部に出てみます。

RCのベンチが配置された庭。

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パンフレットによると、開館当初は無かったらしいです・・・

立派な石碑は、「花供養碑」です。

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司馬遼太郎氏の自筆で、2006年春に河内長野市にあった文化・リゾート

施設から移設されました。

建物裏側の様子。

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完璧な仕上がりの、RC打放し壁。

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地下1階ですが、ドライエリア的な構成になっています。

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敷地を出て、住宅地側から建物を臨む。

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立派に見える玄関ですが、職員通用口でした・・・

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きっと、間違える人も多いのでしょう(笑)

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最後になりますが、久しぶりの安藤作品は如何でしたか?

安藤忠雄氏の数ある作品の中では、比較的小規模な部類に入ると思い

ますが、そのクオリティの高さは、さすがの一言です・・・

又、思ったより広く感じるのは、平面や断面の空間構成が素晴らしい故だ

と思います。

滋賀からは割りと近いので、東大阪に遊びに行くことがあれば、是非とも

のぞいてみて下さい!

【設計データ】

設 計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所

所在地:大阪府東大阪市下小阪3丁目11番18号

用 途:博物館

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階 地下1階

竣 工:2001年

掲 載 :新建築2002年7月号