大阪府立狭山池博物館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第83回目です。

先月の大雪には、本当にびっくりしましたね・・・

事故や怪我などは、無かったでしょうか?

今回は、大阪狭山市にある「大阪府立狭山池博物館」 を紹介します。

この地は、日本最古のダム式ため池である「狭山池」が有名で、その歴史

を継承する目的で、水と大地の成り立ちや古来の土木事業を学ぶことが

できる施設として、2001年にオープンしました。

設計は世界的建築家、安藤忠雄氏です。

2ヶ月連続での登場ですね!

狭山池周辺の公園と一体化した、壮大なスケールの施設ですので、早速

のぞいてみましょう!

情緒豊かな雰囲気を持つ狭山池。 

img_3592.JPG

とても「ため池」とは思えません(笑)

「狭山池」の銘板を発見!国史跡と書かれてありますね・・・

img_3602.JPG

ため池を囲む堤防から、施設を臨む。 

img_3595.JPG

巨大な2つの「箱」が、とてもシンボリックです。

img_3603.JPG

とても広すぎて、どこが入口か?わかりません・・・(泣)

ようやく入口らしきものを発見!(笑)

img_3580.JPG

府立の博物館と、市立の郷土資料館が、併設しているようです。

img_3582.JPG

公園全体の地図。

img_3587.JPG

建物の軸を、意図的にずらしているようです。

img_3588.JPG

入口と表示されたアプローチを進んでいきます。

img_3583.JPG

小さな案内板を発見!

img_3585.JPG

よく見ると、更に60m先と書かれています(驚)

ここが正面玄関なのでしょうか?

img_3566.JPG

広大な施設にしては、小じんまりな玄関ですね。

img_3567.JPG

点字ブロックの周囲はピンコロ敷きになっていました。

img_3563.JPG

少し、配慮に欠けるように思います。

早速、中へ入ってみます。

img_3510.JPG

築造1400年とあります・・・かなり古いですね(驚)

落ち着いた雰囲気の内部。

img_3504.JPG

安藤作品らしく、内壁は全てRC打放しです!

メインの展示物、「狭山池の堤」。

img_3495.JPG

かなりの高さがあり、迫力満点!

近寄ってみると、断面を詳細に観察することができます。

img_3506.JPG

電話コーナーとして設計されたのでしょう・・・

img_3498.JPG

今はAED置き場となっていました(笑)

時代の流れですね~

コインロッカースペースも、ちゃんと設けられています。

img_3499.JPG

あまり利用されていない感じです・・・

続いて、奥の展示スペースへ。

img_3426.JPG

ダイナミックな空間です。

img_3430.JPG

スチール笠木もダイナミック!(笑)

昔の土木事業が、ジオラマにて再現されています。

img_3425.JPG

これは一体何でしょうか?

img_3465.JPG

解説には、「木製枠工」と書かれています。

木製枠工は、今でいう擁壁です。

これは、ミニチュア模型ですね。

img_3459.JPG

展望台のような、大きな塔があります。

img_3467.JPG

「中樋」と書かれています。

中樋は、取水塔らしいです。

単なる吹抜け空間ですが、スケールの大きさに終始圧倒。

img_3474.JPG

資料室には、設計者である「安藤忠雄」のコーナーがありました。

img_3444.JPG

学生が喜びそうな、個別机が並びます・・・

img_3440.JPG

続いては、恒例のトイレチェック!

img_3501.JPG

グレーを基調とした、とてもシンプルなトイレです。

再び外部に出てみます。

円形の中庭。

img_3516.JPG

広すぎて、広角レンズでも全景を写せません・・・

周囲にはスロープが配置されています。

img_3512.JPG

健常者用で、車椅子利用者には、厳しい長さですね・・・

何と、建物中央に人口池を発見!

img_3514.JPG

お世辞にも、綺麗な水とは言えません・・・(笑)

img_3517.JPG

側壁には、TVでも良く紹介される、有名な水のカーテンがあるのですが・・・

img_3534.JPG

今日はほとんど水が流れてなく、とても残念。

多い時は、奥の廊下が見えなくなる位です・・・

この組み合わさった大きな壁は、屋外階段です。

img_3537.JPG

施設屋上からの眺め。

img_3544.JPG

斜めのRC梁が、大きな壁面に変化を与えていますね!

ここは確か・・・屋上ですよね?(驚)

img_3547.JPG

屋上に人口池を作るなんて・・・

安藤忠雄氏の辞書には、「雨漏れ」という言葉は無いのでしょうか?

更に、屋外廊下を進んでいきます。

img_3552.JPG

冷たそうなRCのベンチ。

img_3553.JPG

利用は、きっと夏限定ですね(笑)

しかしながら、あまりの広さにバテバテです・・・

思わず、喫茶コーナーへ直行!

img_3392.JPG

木を基調とした室内は、とても落ち着きがあります。

img_3414.JPG

アガベソーダなる、聞いた事のないドリンク??を注文(笑)

img_3415.JPG

アガベとは、アガベという木から採れる甘味料の事で、色んなフレーバー

を選ぶことができました。

img_3417.JPG

ソーダーに合う?ミント味を注文しました!

img_3412.JPG

飲んでビックリ!めちゃ美味しかったです。

一息ついて外を見ると、窓際に飾られたフィギアがとてもオシャレでした。

img_3418.JPG

奥には、結構住宅街が広がっています。

img_3419.JPG

この地域の人々は、近くにこのような施設があって幸せですね。

そろそろ帰ろうと、出口を探していると・・・

img_3398.JPG

安藤事務所の作品でしょうか?精密な模型がありました。

img_3403.JPG

最後になりましたが、今回の施設はいかがでしたか?

あまりに広すぎて、どこから見学して良いやら・・・迷ってしまいました(笑)

こんなに紹介しにくい建物は、ブログを書き続けて初めてです(泣)

これほど大きなスケールの施設を、シンプルにまとめるセンスの良さは、

さすが世界の安藤忠雄ですね!

先月の「司馬遼太郎記念館」と同じ設計者とは思えません・・・

二つの施設は、わりと近いところにありますので、比較して見るのも面白い

かも知れません・・・

4月には、堤防の桜が満開になるそうです。

暖かくなったら、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所

所在地:大阪府大阪狭山市池尻中2丁目

用 途:博物館

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上3階

竣 工:2001年

掲 載: 新建築2001年11月号