淡路市立 中浜稔 猫美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第85回目です。

平成29年度がスタートしましたね!

このアートギャラリーも、何と8年目に突入しました(驚) 

今年度も頑張っていきますので、宜しくお願いします!

今回紹介するのは、淡路島にあります「中浜稔猫美術館」です。

設計は良くわからないのですが、流建築設計(現:TACT興業)

です。

明石海峡大橋を渡って、二つ目の東浦ICを出て、約5分くらいの

ところにあります。

とてもインパクトのある外観。

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正面から建物を臨む。

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外壁のディテール。

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窓に見えたところは、ミラーガラスのようです。

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「猫」との関連性は、ありませんね・・・(笑)

建物の出隅部分に玄関があります。

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猫の足跡をモチーフにしたサインが印象的!

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竪樋は、せめて側面に設置して欲しかったですね・・・少し残念。

シンプルで、とても見やすい建物銘板。

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入口に立て掛けられた看板・・・

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イイ感じの文章なので、是非とも銘板にして欲しいものです(笑)

早速、中へ入ってみます。

2層吹き抜けのエントランスホール。

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大きな壁面をうまく利用した展示。

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赤く塗装された鉄骨梁 が、とっても目立ちます!

館内の案内板がありました。

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見やすくシンプルですが、もう少し高級感が欲しいです・・・

グリーンのところが展示部分です。

自然石をそのまま切り出した?ベンチ。

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とても冷たそうで、夏限定ですね(笑)

受付にて入場券を購入。

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壁にペタペタと貼るのは、個人的には、あまり好きではありません・・・

受付部分は石貼りで、緩やかなカーブを描いています。

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壁面に収納された扉は、アルミ製の伸縮式カーテンでした。

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奥の展示スペースへ進んでみます。

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中に入ると、猫の墨絵で一杯です(驚)

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黒で統一された額と、白い壁の組み合わせがGOODですね!

紹介が後になりましたが、猫の墨絵の第一人者・中浜稔画伯

(淡路市〔旧東浦町〕出身)が、描きだした作品を展示した美術館

なんです!

展示パネルの下に、何かを発見!

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良く見ると、排煙オペレーターがありました(驚)

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建基法では床上80cm以上の規定がありますが、ギリギリでした

ね・・・(笑)

これほど低い位置に設置された事例は、珍しいです!

続いて、階段で2階に上がってみます。

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2階も「猫」の墨絵で一杯です。

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イルカ?に乗った猫のオブジェを発見!

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解説を読むと、イルカではなく、スナメリでした(笑)

何故スナメリか?と申しますと、ある昔話がありまして・・・

「こま」という純仁天皇の愛猫が居て、天皇が陰謀によって淡路島に

流刑になって引き離されてしまうのですが、「こま」は天皇を追って

明石海峡を泳いで渡っていきます。その際、スナメリに助けられ、

やっとの思いで淡路島に辿りつきます。

しかし、既に天皇は亡くなり、お墓の前で生きる望みを失った「こま」

を、もう一匹の「チヨ」という猫が、「こま」を慰め救ったという、

なんとも悲しい、お話しなんです。

建物紹介のブログから、かなり横道にそれてしましたが、この昔話は、

「淡路島・猫浜物語」 として有名で、2階の展示スペースに約30m

長さで、この昔話が墨絵にて紹介されているんです!

展示コーナーの真中には、テーブル&椅子がありました。

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来館者用のノートが置かれています。

続いては、VTR室と書かれた部屋。

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普通のTVがありました(笑)

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もう少し、センスが欲しいところですね!

ここで、恒例のトイレチェック(笑) 

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先月と同様ですが、普通のトイレで、特にコメントはありません(泣)

展示スペースに戻ると、床面に何やら解説がありました。

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書かれてあった内容は、上を見てください・・・とのこと(笑)

見上げると 、天井面にも展示がありました!

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奥には、吹き抜けが見えるバルコニーのようなものが・・・

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吹き抜け上部の様子。

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壁の周囲には、メンテ用通路が設置されていました。

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EVで1階へ降りてみます。

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扉にも墨絵調の絵があって、徹底していますね!(驚)

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出口付近には、グッズ販売コーナーがありました。

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入場券を購入した事務室に続いていて、レジがあります。

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平日でしたが、スタッフが一人で対応されていました。

再び外部に出てみます。

こちらは出口と思ったのですが・・・

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スロープが設置されていました。

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こちらにスロープがあるという、案内が欲しかったですね・・・

階段にプリントされた、猫の足跡。

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かなり剥げているので、再塗装して欲しいものです。

かなりデザイン優先の玄関庇ですね~

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更に建物裏側にまわってみます。

かなり幅の広い屋外階段を発見!

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足元は、もう少し綺麗にしておいて欲しいものです・・・

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設備機器設置スペースでしょうか?

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海岸沿いなので、かなりの錆が発生しています。

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建物裏側にもミラー調の外壁がありました。

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対面は海なので、どこからも見えない位置なのですが、銘板は必要

だったのかなぁ?

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建物横にある「スナメリ」のオブジェ。

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とても可愛らしいです

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その足元に作られた鳥居。

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奥には、「こま」と「チヨ」の像がありました。

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お賽銭?が置かれています・・・

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何とも、愛おしいですね。

最後になりましたが、全国でも珍しい「猫」の美術館の感想は、

いかがでしたか?

先月も設計者不明の作品だったり、少しローカルな建物の紹介

が続きました。

トイレチェックなど、ごく普通のデザインであったり、有名建築家

の作品のようなインパクトはありませんが、私たちの周りには、

本当たくさんの建物があります。

これからも色々な建物を「のぞいて」いきますので、引き続き、

宜しくお願いします!

【設計データ】

設 計:流建築設計(現:TACT興業)

所在地:兵庫県淡路市浦668-2

用 途:美術館

構 造:鉄骨造

規 模:地上2階

竣 工:2000年3月

掲 載 :-