近つ飛鳥博物館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第117回です。

12月に入って、めっきり寒くなってきましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今月は、巨匠・安藤忠雄氏が設計した「近つ飛鳥博物館」を紹介します。

前々から行きたいと思っていたのですが、結構遠いので先送りにしていました(笑)

この博物館は、 4基の天皇陵をはじめ、聖徳太子墓や小野妹子の墓など有名な古墳群が点在する、日本の古墳文化の中心的な地域に建設されました。

前置きが長くなりましたが、早速のぞいてみたいと思います!

建物は、南阪奈道路・羽曳野東ICから約10分ほど、車で走ったところにあります。

駐車場に車を停めて、いざ博物館へ・・・

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「近つ飛鳥博物館」の代名詞、大階段!

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センターにある塔がとても印象的です。

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施設の入口は階段を登らず・・・

この長いアプローチを進んでいきます。

この間合いが、絶妙ですよね・・・

アプローチの大きな壁面を利用した付属棟。

スロープを上がり切った所に、施設の入口があります。

正面から玄関を臨む。

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少しコンパクトな印象。

風除室を抜けて、エントランスホールへ。

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とてもゆったりしています。

脇にあるのは休憩スペース。

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ここで恒例のトイレチェックです!

内壁もRC打放しで、とても無機質。

シンプルで良いと思います。

いきなり埴輪がお出迎え(笑)

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吹抜けに置かれた大きな塔の展示物。

吹抜けを渡る廊下が、とてもイイ感じです!

売店兼用の受付カウンター。

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すぐ隣りにコインロッカーがあります。

とてもスムーズな動線でGOODです!

続いて、有料の展示室へ向かいます。

シンプルでとても見やすい、展示案内サイン。

什器も高級そうな展示室。

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更に進むと、大きな空間に出ます。

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安藤作品で良く見かける形状の階段 。

中心にあるのは、仁徳天皇陵古墳模型。

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この模型を中心に、円形のスロープが回っています。

階高をうまく利用した展示空間。

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地下のレベルから塔状の展示物を望む。

展示物の解説を発見!

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「太子町鹿谷寺石塔模造復原」とあります。

こうやって写真で見ると、安藤作品は光の取入れ方が見事ですね・・・

廊下へ差し込む絶妙な光。

セパ穴が美しい階段室の壁面。

ゆったりした図書コーナー。

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奥には、安藤忠雄コーナー?がありました(笑)

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壁面に設置された模型。

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建築業協会賞受賞の銘板。

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最後になりますが、久々の安藤作品の感想はいかがでしたか?

建物周辺の地形や環境も設計に取り込む手腕は、いつも感動してしまいます!

滋賀からは少し遠いですが、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所

所在地:大阪府南河内郡南河南町東山299

用 途:博物館

構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階、地下1階

竣 工:1994年3月

掲 載 :新建築1994年9月号