アートプラザ・磯崎新記念館(旧大分県立大分図書館)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第131回です。

11都府県で緊急事態が宣言され、思うように動くことができませんが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

先月に引き続き、大分からの紹介です!

今回は「アートプラザ・磯崎新記念館」を紹介します。

世界的建築家・磯崎新氏の設計です。

大分市出身なんです・・・

では早速のぞいてみたいと思います。

隣の立体駐車場から建物が見えています・・・

RC打放しでかなり古い印象。

実は、1966年に「県立大分図書館」として竣工し、1998年に「アートプラザ」として、リニューアルされた建物なんです!

図書館は日本建築学会賞作品です(驚)

駐車場から建物正面に向かいます・・・

スクエアのシリンダーが印象的!

この部分は何なのでしょうか?

建物正面の様子。

手前には長~いスロープがあります。

スロープを進んでいきます・・・

Arata Isozaki の垂れ幕が恰好イイ!

同じRC打放しでも、安藤作品とは違った印象を受けます。

とても長いです(笑)

踊り場手摺のディテール。

変化のある外壁にうっとり。

力強さを感じます!

正面玄関を望む。

帽子をかぶったような、上部の庇。

スクエアのシリンダーは「梁」なのでしょうか?

中に入ってみます。

正面にある受付。

後付けなので、少し殺風景ですね。

施設の案内板を発見!

もう少し見やすいものがありました(笑)

いつも気になるミュージアムショップ。

天井はPCスラブ構造です。

昨年10月に紹介した、同じ磯崎新氏設計の「中谷宇吉郎 雪の科学館」でも使用されています・・・

比較して見てもらうと、面白いです。

60’Sホールと命名されたスペース。

奥の方がとても明るいです(驚)

近づくと、ハイサイドライトがありました!

とても効果的ですね。

壁面に飾られた、とても綺麗なドローイングにうっとり。

60’ホールを上がると、2階レベルになります。

横手にあるのは、アートホール。

中に入ると、結構広くてビックリ(驚)

ここで恒例のトイレチエック!

ん・・・ごく普通でした(笑)

とてもレトロな床材です。

施設の方に聞いたところ、1966年当時のものだそうです(驚)

続いて、大胆な色使いの階段室。

この色は、当時のものかどうか?わからないそうです・・・

3階は、磯崎新建築展示室になっています。

コロナの影響で、図書コーナーは閲覧中止。

分散した小部屋に、模型を中心とした作品が展示されています。

たくさんあるので、個人的に好きな作品を紹介します・・・

シンボルタワーが印象的な水戸芸術館(1991年)

滋賀の近くにも・・・京都コンサートホール(1993年)

特に思い入れのある、なら100年会館(1993年)

実は、このブロクの第1回紹介作品なんです!

その他の展示も、狭い空間をうまく活用しています。

バリアフリーでないのが、少し残念・・・

ハイサイドライトを貫く渡り廊下。

最後になりますが、新たな命を吹き込まれた「アートホール」はいかがでしたか?

建物自体は古いですが、空間構成の素晴らしさは、とても50年以上前の建築とは思えませんね・・・

さすが、磯崎新!といったところでしょうか。

磯崎新氏は、2019年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞しています。

昔、磯崎新氏が安藤忠雄氏のことを、

大阪に「安藤」という面白い建築家が居る・・・

と、呼び捨てで喋っている事を思い出しました(笑)

機会があれば、是非とものぞいて見てください!

【設計データ】

設 計:磯崎新/磯崎新アトリエ

所在地:大分県大分市荷揚町3番31号

用 途:総合文化施設

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上3階、地下1階

竣 工:1998年2月

掲 載 :新建築1998年7月号

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