ブランチ 大津京

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第123回です。

新型コロナウイルスは、ようやく緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ予断が許せませんね・・・

今回は、滋賀県大津市にあります「ブランチ大津京」を紹介したいと思います。

大津競輪場に跡地に計画され、大和リースがプロポーザル方式で受注した複合商業施設です。

設計は大和リース&悠設計。 

浜大津から国道161号線を北に少し進むと、広大なショッピングモールが姿を現します!

茶色い外壁がとても印象的。

たくさんの駐車場があり、ブロック割りされています(驚)

車椅子&思いやり駐車スペース。

建物からは、少し距離があります・・・

メイン施設には、マックスバリュを中心に店舗が複数入っています。

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チャーコルグレーとブラウンの外壁が、とてもマッチしていますね!

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何と、茶色い部分は板張りです(驚)

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自然の風合いと深い目地が、単調な外壁に変化を与えています・・・

空調屋外機を上手く隠したスペース。

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敷地南側、柳ヶ崎交差点からのアプローチ。

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オシャレなサインは、まるでテーマパークのようですね(笑)

施設全体の案内板を発見!

img_4419.JPG 真ん中には「BRANCH PARK」と呼ばれる広場があるようです・・・

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別名は「近江神宮外苑公園」なのかなぁ~?

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健康増進コーナーは、コロナで使用中止となっていました。

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広大な芝生広場にビックリ!

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屋外トイレがあったので、早速チェックしま~す(笑)

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大きなサインは、とても斬新!

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屋外用と思えないような高級感。

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低層棟は、レストランゾーンです。

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通路がとても広いですね・・・

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2階建てのメイン棟へ進んでみます・・・

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ブランチと事業者「大和リース」のロゴが目立ちます!

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「ブランチさんかく広場」と命名された、三角形の大屋根。

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トラス柱脚部分のディテール。

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建物外壁を利用した案内板。

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この手作り感は、今までにない発想ですね!

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室内トイレの大きなピクトサイン。

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ペイントのサインはとても斬新ですね・・・

内部に書かれたロゴが、とてもオシャレ!

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ここにも壁面にロゴが入っています・・・

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 デザインセンスの良さが、とても伝わってきます。

ホワイトで統一された自販機コーナー。

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続いて2階に上がってみます。

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階段のディテール。

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ここから見ると、結構奥行きのある大屋根。

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2階には屋上駐車場もありました。

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EVで再び1階へ・・・

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とても大きな枠にビックリ(笑)

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屋外便所やスポーツ&コミュニティーゾーンは、外壁が茶色の板張りでは無いです(驚)

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少しだけ統一感を崩す遊び心が、憎いですね~

車のナンバーを押して精算する、最新式の精算機。

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ペーパーレスで、とってもエコです!

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最後になりましたが、公園と一体化した商業施設はいかがでしたか?

3密を避ける為、屋外中心の紹介になり、申し訳ありません・・・

コロナの影響で、子供連れの家族は少なかったですが、「BRANCH PARK」は買い物をしなくても利用できるので、今後の賑わいがとても楽しみです!

駐車場も3時間無料なので、是非とものぞいてみてください! 

【設計データ】

設 計:大和リース株式会社&株式会社 悠設計

所在地:滋賀県大津市二本松1番1号

用 途:複合商業施設

構 造:鉄骨造

規 模:地上2階

竣 工:2019年11月

掲 載 : -

富山県美術館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第122回です。

新型コロナウイルスは、終息する気配が全く見えませんが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回は、富山市に新しくできた「富山県美術館」を紹介します。

設計は、先月に引き続き、建築家の内藤廣氏です!

では早速のぞいてみたいと思います。

建物は、富山駅北西側にある富岩運河環水公園西地区にあります。

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恰好イイ!という第一印象・・・

車なので、駐車場に向かいます。

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屋内駐車場なので雨の日も安心!

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専用の入口から室内へ・・・

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真っ赤なエントランスホールの壁に、目を奪われます(驚)

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オープンカウンターの受付は、対照的なホワイト。

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すぐ隣には、コインロッカーが設けられています。

ホールの脇に展示された模型にうっとり(笑)

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壁面に貼られた建物の断面図。

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とても上手いプレゼン手法ですね!

早速、エスカレーターで2階へ・・・

メタリック感が強く、少し硬い印象です。

2階に上がると、2層吹抜けの開放的な空間に圧倒されます(驚)

吹抜けを突き抜けるシースルーEV。

とても贅沢な空間です。

2階には4つの展示室がありますが・・・

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展示室はスルーして、通路を進みます(笑)

大きなクマ?に遭遇(笑)

三沢厚彦さんというアーティストの「ANIMALS」という作品です。

休憩スペースも一つの作品ですね(驚)

ここで恒例のトイレチェック!

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シンプルで上品なピクトサイン。

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ホワイトを基調とした内部。

続いて3階へ・・・

3階は2つの展示室と諸室が配置されています。

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子供向けのラボ。

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多目的に利用できるホール。

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オープンなエリアにある映像コーナー。

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メタリックな印象から一転して、木で囲まれた廊下。

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建物案内板も木です(驚)

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図書コーナーでは、あの大きなクマ?の製作映像が流れていました・・・

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続いて、屋上広場をのぞいてみます・・・

素晴らしい公園にビックリ!

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同時に、360度パノラマの展望台になっています。

薄曇りで立山連峰が見えず、残念・・・

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晴れたら、こんな景色です(笑)

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ガラス張りの塔屋が恰好イイ!

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再び下に降りてみます・・・

2階にも屋外広場が展開されています。

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例のクマ?が多数出現(笑)

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何とも愛らしい「おしり」なこと(笑)

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建物の周囲を進んでいきます・・・

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再び正面へ。

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RC打放しの屋外展示パネル。

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裏側は駐輪場になっています。

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跳ね出したガラスのBOXが、単調になりがちな壁面に変化を与えています。

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ここが正面入口ですね・・・

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建物銘板は、かなり控え目です。

正面玄関はコンパクトな印象・・・

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プチプチのような表面仕上げは、とてもオシャレ!

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とてもゆったりとした風徐室。

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美術館らしく、サインも恰好イイ!

あえて素材&角度を変えたファサードは、とても新鮮。

奥行感をもたせた結果、手前の広告が活きていますね!

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スタッフエリアもしっかりデザインされています。

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効果的に配置された緑地もGOODです!

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最後になりますが、現在、日本で最も新しい美術館の印象はいかがでしたか?

富山の人、羨ましい・・・の一言につきます。

芸術に投資できない世の中になってきましたが、これからは逆に芸術が重要となってくるのではないでしょうか?

屋上を遊具であふれる公園とすることにより、家族連れがリピートしたくなるような工夫もあって、素晴らしい施設だと思います。

今は、コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が継続中ですが、終息した際には、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:内藤廣建築設計事務所

所在地:富山県富山市木場町3-20

用 途:美術館

構 造:鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造

規 模:地上3階

竣 工:2017年3月

掲 載 :新建築2017年9月号

 

福井県年縞博物館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第121回です。

令和2年度がスタートしました。

このアートギャラリーも、11年目に突入です(笑)

巷では、コロナウイルスで大変な状況となっていますが・・・

これからも頑張って「のぞいて」いきますので、宜しくお願いします!

今回は、福井県にあります「年縞博物館」を紹介します。

設計は、私が最も好きな建築家の内藤廣氏です!

竣工してまだ1年半の新しい建物なので、早速のぞいてみたいと思います。

舞鶴若狭自動車道「三方五湖PA」から車で5分ほど走ると、細長い建物が姿を現します。

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案内板らしきものを発見!

3つの棟があります。

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前後の棟は研究棟のようです。

手前にあるのは立命館大学の研究施設。

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年縞博物館へのアプローチ・・・

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朱色の銘板がイイ感じです!

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RCに着色したシンプルな造り。

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この色だけで、何かワクワクします・・・

正面から建物を見る。

軒天には木が張られていますね。

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高低差のある敷地の為、1階はピロティになっています。 

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少し小さめ?の風除室。

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中に入ると、すぐに受付があります。

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奥にはミュージアムショップが併設されています。

見たいのを抑えつつ奥へ(笑)

木をふんだんに使用した内装は、とても温かな雰囲気でGOODです!

RC打ち放しが、いいアクセントになっています。

とても分かりやすいサイン。

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ただ、EVホールは少し奥すぎる印象。

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恒例のトイレチェック!

とても可愛い、天井付けのピクトサイン。

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清潔感溢れる、ホワイト基調の内部。

階段で、展示室のある2階へ・・・

階段を上がると、すぐに案内パネルがあります。

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奥に長い展示室。

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解説が遅れましたが、「年縞」というのは、湖の底に堆積した土やプランクトンの死骸などの有機物で作られた、縞模様の層なんです!

その月日は、何と7万年(驚)

2006年の調査で、ボーリングコア 約73mが採取され、約45mの年縞が確認されました。

45mの年縞をそのまま展示しているので、こんなに長いんですね。

展示されている年縞は、こんな感じです。

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ふと天井を見上げると、とても美しいトラス。

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突き当りには、Cafeがあります。

前室は半屋外になっていて、外部に出ることができます。

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美しい三方五湖の眺め。

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とても深い軒の出にびっくり!

屋根のディテール。

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ダイナミックな切妻屋根にうっとり(笑)

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再び室内へ・・・

折り返しの裏側も、展示コーナーが展開されています。

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とても高価そうな展示ですね(笑)

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EVにて1階へ・・・

研究棟への渡り廊下。

こちらも贅沢な造りです。

廊下から、研究ラボを見学することができます。

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続いて、建物の裏側へ・・・

 空調室外機も隠してあり、細かな所まで配慮されています。

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最後になりますが、三方五湖のほとりに建つ博物館はいかがでしたか?

鉄骨と木の混構造はダイナミックで、且つとても美しくデザインされています。

大人はもちろん、子供にも興味が沸く素晴らしい展示内容になっています。

鰻もおいしい処なので、是非とも家族でのぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:内藤廣建築設計事務所

所在地:福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

用 途:博物館

構 造:鉄筋コンクリート造、鉄骨・木混構造

規 模:地上2階

竣 工:2018年8月

掲 載 :新建築2018年11月号

神宮徴古館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第120回です。

2010年4月からブログを始めて10年、この度、掲載120回を迎えることができました。

いつも閲覧してくださっている皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。

これからも頑張って「のぞいて」いきますので、宜しくお願いします!

120回目の節目として紹介するのは、赤坂離宮(現:迎賓館)を手掛けた片山東熊氏の設計である「神宮徴古館」です。

建物は、伊勢自動車道の伊勢ICを降りてすぐのところにあります。

駐車場は少し遠くにあり、歩いて建物へ・・・

重厚な建物が姿を現しました。

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神宮徴古館の銘板を発見!

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ルネッサンス様式の重厚な外観。

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建物はシンメトリーとなっています。

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外壁のディテール。

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戦災によって外壁以外は消失したそうです。

日本で最も古い御影風テラコッタが美しい!

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銅製の竪樋がとてもマッチしています。

樋の脚元部分。

切妻屋根が凛々しい正面。

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神殿の趣きがありますね・・・

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玄関の大きな扉が恰好イイ!

早速中に入ってみます・・・

内部は基本的に撮影NGとのこと、残念(泣)

2階の一部のみ、撮影が許可されています。

ちょうど建物中央のところです!

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レトロなシャンデリアがGOODです!

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部屋の脇に模型を発見!

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「宇治橋模型」との解説がありました。

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撮影可能エリアから展示室をパシャリ(笑)

再び1階におりてみます。

階段室の凝った天井にうっとり・・・

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後付けだと思われるSUSの手摺。

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せめて木製にして欲しかったですね・・・ 

ここで、恒例のトイレチエック!

ん~レトロです・・・

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至って普通のトイレでした(笑)

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当時のものでは無いようです。

登録有形文化財のプレートが輝いています!

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最後になりましたが、日本で最初に創設された私立博物館、「神宮徴古館」はいかがでしたか?

戦災で焼失する前は、ドーム型の屋根だったそうです。

何故、同じ形で復元しなかったのか?少し残念に思いました・・・

ネットで当時の姿を見ることができるので、興味のある方は調べてみては?

又、伊勢神宮参拝に行かれる時は、是非とものぞいて見てください!

【設計データ】

設 計:片山東熊(かたやま とうくま)

所在地:三重県伊勢市神田久志本町1754-1

用 途:博物館

構 造:煉瓦造(当時)

規 模:地上1階(当時)

竣 工:1909年9月

掲 載 :-

カップヌードルミュージアム 大阪池田

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第119回です。

2月に入りましたが、今年は本当に暖かいですね・・・

今回は、大阪府・池田市にあります「カップヌードルミュージアム」 を紹介します。

設計は大成建設。ただし、第3期増築で最初の設計者はわかりませんでした・・・

早速、のぞいてみたいと思います。

建物は阪急宝塚線・池田駅から徒歩約5分、住宅街の中にあります。

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交差点には大きな案内看板が・・・

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暫く歩くと、重厚な建物が姿を現します。

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外壁は、何と総石張りです(驚)

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玄関脇に建てられた「安藤百福」氏の銅像。

台座はカップーヌードル。

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右手にはチキンラーメンを持っています(笑)

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赤御影石にSUSの銘板が恰好イイ!

正面から玄関を望む。

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ガラスカーテンウォールのファサードは、石張りとの対比がGOODです!

とても明るい、2層吹抜けのエントランスホール。

奥に小さな通用口?を発見!

外に出ると、とっても派手な自販機がありました(笑)

1階の展示コーナーへ・・・

インスタントラーメンのトンネル?

お馴染みのカップヌードル。 

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左はカレー味、右はしょうゆ味

真ん中にあるグリーンのラベルは、何と幻の天そば味です(驚)

麺が「そば」なのですが、ほとんど知られていないです。

メイン階段のディテール。

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カーテンウォールの内部。

2階のエントランス。

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ホワイト系で統一された廊下。

チキンラーメンファクトリーとの案内が・・・

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グループでチキンラーメンを作っています。

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こちらは「安藤百福」氏を紹介するエリア。

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ここで恒例のトイレチェック!

シンプルでオシャレなピクトサイン。

ホワイトを基調とした内部。とても清潔感があります。

わざと目立たないように配慮した?EV。

サブ階段で1階へ・・・

デザインされた側桁が、とてもオシャレ・・・

トップライトが効果的に配置されています!

ミュージアムショップも大盛況(笑)

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再び外部へ・・・

建物裏側の方が、ダイナミックです。

インスタントラーメンの歴史がわかる、カップヌードルミュージアムはいかがでしたか?

取材した日も、家族連れで大変混雑していました。

体験コーナーも充実しており、大人から子供まで楽しめる施設なので、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:大成建設株式会社(第3期増築)

所在地:大阪府池田市満寿美町8-25

用 途:企業博物館

構 造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規 模:地上2階

竣 工:1999年11月

掲 載 :-

森の中の家 安野光雅館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第118回です。

新年、あけましておめでとうございます。

令和最初のお正月を迎えましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

2020年のスタートは、先月に引き続き安藤忠雄氏の作品を紹介したいと思います。

京丹後市久美浜町にあります「森の中の家 安野光雅館」です。

安藤作品としては比較的小規模ですが、約2年半前に竣工した最近の作品です!

安野光雅氏は、島根県生まれの絵本作家で「ふしぎなえ」は世界的に有名だとか・・・

では、早速のぞいてみたいと思います。

京都縦貫道終点の京丹後大宮ICから、更に25分ほど車で走ります。

駐車場に車を停めて・・・

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60mほど歩きます。

とても上品なサインにワクワク(笑)

ようやく「和久傳ノ森」に到着!

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奥にある「森の中の家」に向かいます・・・

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RCの塀がお出迎え(笑)

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とても控えめなサイン。

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アプローチを進んでいきます・・・

先月紹介した「近つ飛鳥博物館」と同じ手法です。

凄いスリットにびっくり!

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塀を抜けると、漆黒の建物が姿を現します(驚)

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目を奪われる深い軒のケラバ(驚)

外壁は板張りでした・・・

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建物側から塀を望む。

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玄関へのアプローチ。

必要最小限の窓?

コンパクトでシンプルな玄関。

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早速、中へ入ってみます。

ミュージアムショップと一体となったエントランスホール。

mvi_3206_moment.jpg 続いて、展示室へ・・・

淡い榀合板の内装が印象的。

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奥にはビデオコーナーがあります。

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続いて2階へ・・・

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作品よりも、天井の美しさに目を奪われます(笑)

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1階に降りて、恒例のトイレチェックです!

狭すぎて、カメラに収まりません(笑)

内部は、車いす兼用の1ブースです。

再び外部へ・・・

建物周囲は砂利敷で、軒樋はありません。

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バックヤードに回ってみます。

三角形の屋根がとてもオシャレ!

屋根先端のディテール。

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ルーバーで囲われた、空調室外機置場。

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奥に見えるのは、工房レストストランMORI(モーリ)。

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もう少し、デザインを合わせて欲しいかったですね。

きっと、安藤作品ではないのでしょう・・・

MORIからの眺め。

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最後になりましたが、自然に溶け込んだ「森の中の家」は、いかがでしたか?

普通なら、強烈なインパクトの漆黒の外壁が、何故か緑の中では落ち着いて見えるのは、やはり安藤マジックでしょうか?

滋賀からはかなり遠いですが、見る価値は十分あるので、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所

所在地:京都府京丹後市久美浜町谷764

用 途:美術館

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階

竣 工:2017年6月

掲 載 :-

近つ飛鳥博物館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第117回です。

12月に入って、めっきり寒くなってきましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今月は、巨匠・安藤忠雄氏が設計した「近つ飛鳥博物館」を紹介します。

前々から行きたいと思っていたのですが、結構遠いので先送りにしていました(笑)

この博物館は、 4基の天皇陵をはじめ、聖徳太子墓や小野妹子の墓など有名な古墳群が点在する、日本の古墳文化の中心的な地域に建設されました。

前置きが長くなりましたが、早速のぞいてみたいと思います!

建物は、南阪奈道路・羽曳野東ICから約10分ほど、車で走ったところにあります。

駐車場に車を停めて、いざ博物館へ・・・

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「近つ飛鳥博物館」の代名詞、大階段!

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センターにある塔がとても印象的です。

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施設の入口は階段を登らず・・・

この長いアプローチを進んでいきます。

この間合いが、絶妙ですよね・・・

アプローチの大きな壁面を利用した付属棟。

スロープを上がり切った所に、施設の入口があります。

正面から玄関を臨む。

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少しコンパクトな印象。

風除室を抜けて、エントランスホールへ。

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とてもゆったりしています。

脇にあるのは休憩スペース。

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ここで恒例のトイレチェックです!

内壁もRC打放しで、とても無機質。

シンプルで良いと思います。

いきなり埴輪がお出迎え(笑)

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吹抜けに置かれた大きな塔の展示物。

吹抜けを渡る廊下が、とてもイイ感じです!

売店兼用の受付カウンター。

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すぐ隣りにコインロッカーがあります。

とてもスムーズな動線でGOODです!

続いて、有料の展示室へ向かいます。

シンプルでとても見やすい、展示案内サイン。

什器も高級そうな展示室。

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更に進むと、大きな空間に出ます。

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安藤作品で良く見かける形状の階段 。

中心にあるのは、仁徳天皇陵古墳模型。

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この模型を中心に、円形のスロープが回っています。

階高をうまく利用した展示空間。

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地下のレベルから塔状の展示物を望む。

展示物の解説を発見!

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「太子町鹿谷寺石塔模造復原」とあります。

こうやって写真で見ると、安藤作品は光の取入れ方が見事ですね・・・

廊下へ差し込む絶妙な光。

セパ穴が美しい階段室の壁面。

ゆったりした図書コーナー。

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奥には、安藤忠雄コーナー?がありました(笑)

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壁面に設置された模型。

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建築業協会賞受賞の銘板。

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最後になりますが、久々の安藤作品の感想はいかがでしたか?

建物周辺の地形や環境も設計に取り込む手腕は、いつも感動してしまいます!

滋賀からは少し遠いですが、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所

所在地:大阪府南河内郡南河南町東山299

用 途:博物館

構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階、地下1階

竣 工:1994年3月

掲 載 :新建築1994年9月号

堺市立みはら歴史博物館(M・Cみはら)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第116回です。

先月は台風19号の発生など、風雨による甚大な被害が発生しましたが、皆さんは大丈夫でしたでしょうか?

今回は大阪府堺市にあります、「堺市立みはら歴史博物館」を紹介します。

この施設は美原区の重要な歴史遺産である「黒姫山古墳」をメインに展示し、交流ホールを備えた複合施設です。

愛称の「M・Cみはら」は、Museum(博物館)とCommunity(交流)をイメージしているそうです!

前置きが長くなりましたが、早速のぞいてみたいと思います。

阪和自動車道・美原北ICから約5分ほど車を走らせると、建物が姿を現します。

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大きく見やすい看板ですが、

駐車場が分かりにくいです・・・

建物の裏側?に回ってみます(笑)

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駐車場への敷地内通路がとても狭い!

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片側通行で信号機がありました(驚)

ようやく駐車場に到着。

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徒歩で同じ通路を戻ります・・・

建物の配置ミス?としか思えません・・・とても残念。

釣鐘のモニュメントを発見!

「平成の梵鐘」と解説があります。

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建物頂部にあるシリンダーが、とても印象的!

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3種類の外壁材を組み合わせていますが、少し「うるさい」印象。

建物から少し離れた位置にある駐輪場。

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せめて屋根くらいは欲しいですね・・・

玄関脇にあるバックヤード。

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RC腰壁の裏側には、スロープが設置されています。

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建物入口。

大きな壁は、バックヤードを意図的に分けています。

正面から玄関を臨む。

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風徐室はかなり大きめです。

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「ハートビル」&「福祉のまちづくり条例適合証」を発見!

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さすが、公共施設ですね。

風徐室を抜けると、大きなエントランスホールがあります。

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建物1階の案内板。

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ここで恒例のトイレチェックです!

ピクトサインはシンプルな既製品。

見にくいのか?張り紙が追加されていました・・・

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内部もシンプル。

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平成初めのスタンダードな感じです。

券売機でチケットを購入。

博物館エリアを見学します・・・

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いきなり、大木のモニュメントがお出迎え(笑)

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「空象」と解説があります。

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にわか造り?の図書閲覧コーナー(笑)

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緩やかなカーブを描く展示スペース。

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この壁面は、外部と一体化させたデザインですね!

展示はとても見やすく好印象です。

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続いて、「黒姫山古墳」のコーナーへ・・・

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ジオラマやレリーフで、分かりやすく紹介。

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良く見かける埴輪郡・・・

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博物館を出て、ホールに向かいます。

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残念ながら、中に入る事はできませんでした・・・

最後になりましたが、「M・Cみはら」の印象はいかがでしたか?

地元の歴史遺産を保存・展示するという役割は重要ですが、リピートしよう!とは思いませんでした。

幸いにも、交流ホールを併設しているので、企画展等の工夫次第では、来館者を増やすことが可能と思いました。

滋賀からは少し遠いですが、是非とものぞいてみてください。

【設計データ】

設 計:-

所在地:大阪府堺市美原区黒山281

用 途:博物館

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階

竣 工:2003年3月30日

掲 載 :-

 

軍艦島(端島)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第115回です。

今日から10月、いよいよ消費税10%がスタートしましたね(笑)

先月、勤続10周年で会社から特別休暇を2日いただきまして、長崎の「軍艦島(端島)」に行ってきました!

2015年には世界文化遺産に登録されており、今回はその「軍艦島」を紹介したいと思います。

出港するのは、高松伸設計の長崎港ターミナル。

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時間があれば取材したい・・・残念です(涙)

私達が乗船する「やまさ海運」の船。

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船に揺られること約40分・・・

ようやく軍艦島が見えてきました!

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何か格好イイです。

いよいよ上陸。

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やまさ海運さんの上陸ツアーは、3班に分かれて3つのポイントで説明を受けます。

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コンクリートの塊にびっくり!

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ひときわ目を引くレンガ造の建物は、総合事務所。

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フェンスで仕切られた通路を進みます・・・

フェンスの外は全て立ち入り禁止。

最も有名?な、30号棟(旧鉱員住宅)です。

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1916年(大正5年)に建てられた、日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパート。

なんと、柱が細い!(笑)

連続する構造物は、ベルトコンベアーの支柱。

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この巨大な建物は、70号棟(端島小中学校)です。

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7階建てですが、最上階は潰れています・・・

高台にそびえ立つのは、3号棟(幹部用職員住宅)です。

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島内の住居で、唯一内風呂がありました。

石が積まれた護岸。

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石炭と赤土を混ぜた天川と呼ばれる接着剤をを用いた、特殊な石積み工法なんです。

島の最も南側に造られた25mプール。幼児プールもあり、海水が使われていました。

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白線が残っていますね(驚)

再び船に乗り込み、島の西側を周遊します。

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最も軍艦らしく見えるアングルです。

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西側に連なる鉱員住宅群。

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こちら側は波風が強く、窓が小さく造られたそうです。

塔のようなものを発見!

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1号棟(端島神社)で、危険と隣り合わせの鉱員たちの心の拠り所でした・・・

今は、祠のみが残っています。

北側から70号(端島小中学校)を臨む。

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昭和33年に建てられていることを考えると、 島がいかに栄えていたのか?創造できますね。

名残り惜しみながらも、島を後にします・・・

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帰路の船上からは、数々の世界遺産を見ることができます。

1869年(明治元年)に建設された、小菅修船場(こすげしゅうせんば)跡。

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日本初の蒸気機関を利用したドックです。

1909年(明治42年)に建設されたジャイアント・カンチレバークレーン。

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日本初の電動クレーン。150tで英国アップルビー社製です。 

最後になりましたが、日本の石炭産業の発展と共に栄えた軍艦島(端島)の印象はいかがでしたか?

紹介したのはほんの一部で、病院や商店街、映画館といった施設まで、ちゃんと整備されていました。

当時最先端のRC造技術が集結された建物群を見学できる貴重な施設ですが、天候が悪い日など、1年に100日くらいは上陸できないらしいです・・・

九州旅行に行かれる際は、是非とものぞいてみてください! 

【設計データ】

※島内にて最も古いとされる30号(旧鉱員住宅)

設 計:-

所在地:長崎県長崎市高島町端島

用 途:共同住宅

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上7階(竣工当時は4階)

竣 工:1916年(日本最古の高層RC造アパート)

掲 載 :-

キトラ古墳壁画体験館「四神の館」

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第114回です。

9月になって、暑さも少し和らいできましたが、皆さん夏バテは大丈夫ですか?

今月は奈良県明日香村にあります、キトラ古墳壁画体験館「四神の館」を紹介します。

キトラ古墳は7世紀末から8世紀初め頃に造られた古墳で、石室の中から壁画が発見された事により、一躍有名になりました。

又、この壁画は、令和元年7月23日に国宝に指定されています。

設計は、長野県出身の宮本忠長氏。

残念ながら、2016年に89歳で永眠されています。

前置きが大変長くなりましたが、早速のぞいて見たいと思います。

施設のある周辺一帯は、歴史公園として整備されています!

見にくいですが、建物の前には道路が走っています。

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緩やかなアールのピロティを進んでいきます・・・

ここが施設の入口でしょうか?

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トンネルのようなアプローチ。ちょうど、道路の真下ですね・・・

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スリット状に作られた年表がイイ感じです。

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トンネルの先端にある正面玄関。

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天井の高いエントランスホール。

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壁面の絵はプロジェクションマッピングです(驚)

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館内の案内板を発見!

今居るところは、地下1階のようですね。

オープンタイプの受付。

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まずは、展示室から見学します。

とても上品な解説のプレート。

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幻想的な雰囲気・・・

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展示は4つのゾーンに分かれています。

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施設が新しいので、展示も新鮮でGOODです!

全体的に照度を落としているので、展示が映えますね!

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石室内の壁画の解説。

「獣頭人身十二支像」はキトラ古墳だけ、と書かれています(驚)

全て残っていないのが残念・・・

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天井には天文図が描かれているそうです!

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高松塚古墳との比較。

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展示のメイン、石室を復元したブース。

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ボランティアスタッフの解説付きです(笑)

石室内部の様子。

壁画を忠実に再現。

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これが天井の星座?

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展示室横にあるミニシアター。

続いて、本物の壁画が特別展示されている1階へ・・・

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事前予約制ですが、幸運にも当日受付で見学する事ができました!

残念ながら、ここからは撮影NGです・・・

再び外部に出てみます。

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屋外階段を上がっていきます。

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地上に上がると、建物正面に来ました。

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よく見ると、ここは「出口」との案内が・・・

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少し複雑な動線ですね・・・

道路から建物全体を臨む。

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シンプルで、落ち着いた外観。

よく見ると、むくり屋根になっているのが分かります。

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景観に配慮して、設備機器は見えない裏側に配置。

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最後になりましたが、貴重な壁画を保存・展示する壁画体験館はいかがでしたか?

ブログでは紹介できませんでしたが、本物の壁画は圧巻でした!

本物はいつでも見れる訳ではなく、次回公開は9月21日(土)~10月20日(日)の期間なので、この時期に是非とものぞいて見てください。 

【設計データ】

設 計:宮本忠長/宮本忠長建築設計事務所

所在地:奈良県高市郡明日香村大字阿部山67

用 途:博物館

構 造:鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造

規 模:地上1階 地下1階

竣 工:2016年2月

掲 載 :-