みつばち村 さんぽ道

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第139回です。

朝晩めっきり涼しくなり、本格的な「秋」がやってきましたね・・・

皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回は、いつもと志向を変えて、建築家の設計ではなく、

ほっこりした作品を紹介したいと思います。

愛知県豊川市にあります、はちみつ販売のお店「さんぽ道」です!

設計者はわかりません(笑)

では、早速のぞいてみたいと思います。

東名高速豊川ICから車を5分ほど走らせると、可愛い建物が姿を現します・・・

ジブリ映画に出てきそうな外観です!

駐車場には車が一杯(驚)

一応、ここが入口です。

手入れされた芝生がGOODです!

小さな橋を渡って建物へ・・・

憎い演出ですね(笑)

石張りの塔がとてもイイ感じです!

ハチの巣?を型どったステンドグラス。

外壁が波打ってま~す(驚)

物置もオシャレにデザインされています。

プランターと一体化した窓。

さりげないサインが、とてもオシャレです!

まずは「はちみつのお店」から・・・

正面から玄関を望む。

お店の中はこんな感じ・・・

透明シートでしっかりコロナ対策。

奥に少し広い部屋がありました(笑)

手塗りのルームエアコンは、ちょっとやり過ぎかも・・・

今回もやりますトイレチェック!

狭すぎて写真が撮れない・・・(泣)

手洗いはこんな感じです。

壁面にはさりげなく「ハチ」が居ました(笑)

2階のカフェは、コロナの影響で閉鎖中・・・残念です。

1階から上を見上げる。

何か、ワクワクする感じです(笑)

続いて、「お菓子のお店」へ向かいます。

お店を正面から望む。

中に入ると、いきなりショーケースがお出迎え。

店内は同じような感じです。

天井の木組が美しい!

更に「お菓子のお店」の奥へ・・・

裸電球がイイ感じです(笑)

奥には、屋外イートスペースがありました。

ふと、芝生広場に目をやると・・・

何故かブタが佇んでいました(笑)

オーナーが、子豚の成長を描いた映画「ベイブ」がとても好きで、「ベイブ」に出てくる田舎の放牧場をイメージして、建物や庭を設計したんだそうです。

最後になりましたが、絵本から飛び出したような「さんぽ道」はいかがでしたか?

建物と言っても、有名建築家が最新のデザインセンスで設計したものから、今回のように、何かほっこりするものまで様々ですね・・・

滋賀からは少し遠いですが、子供さんや恋人と是非とものぞいて欲しいです。

【設計データ】

設 計:不明

所在地:愛知県豊川市豊津町釜ノ口64-1

用 途:店舗

構 造:木造

規 模:地上2階

竣 工:2015年1月

掲 載 :-

 

VISON 多気

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第138回です。

夏の甲子園も1週間ほど遅延し、雨天ばかりの8月でしたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回は、三重県多気町にオープンした日本最大級の商業リゾート、VISON(ヴィソン)を紹介します。

コロナの影響で宣伝してなかったのか?

こんな施設が三重にできているとは?全く知りませんでした・・・(泣)

駐車場に車を停めてびっくり!

とにかくBIGスケールで、色々な施設があります。

なので、設計者も様々・・・

マスタープランは赤坂知也建築設計事務所ですが、

建物の棟ごとに、設計者&施工者が違うようです(驚)

まずは一番手前?にある、産直施設「マルシェ ヴィソン」から・・・

屋外設置のエスカレーターがお出迎え。

大屋根の掛かった半屋外施設のようです。

巨大な集成材の柱と柱脚。

ルーバー形状の外壁がある裏側。

ウナギの寝床のように奥が深いです・・・

大屋根の下に、色々な店舗が軒を連ねています。

食べるところは、とてもオープンな雰囲気(笑)

棟のところから、上手く自然光を取り入れています!

ユニークな形状の店舗・・・

見ているだけでワクワクします。

深い庇下を利用した、バーベキュースペース。

上の店舗で、肉や海鮮、野菜等なんでも買うことができます。

ちなみに、場所代は2時間半で3,000円です。

今日も小雨でしたが、十分楽しめます!

ここで恒例のトイレチェック!

トイレの方が立派に見えます(笑)

シンプルなピクトサイン。

今流行りの、ホワイトを基調とした内部。

ちゃっかり、ロゴ入りグッズも販売されています。

産直施設「マルシェ ヴィソン」を後にして、次のエリアへ・・・

ふと、道路の向こうに目を向けると、RC造の大きな施設がそびえ立っています(驚)

「ホテル ヴィソン」を中心とした宿泊エリアです。

とても高級そうですね・・・

続いては「スウィーツ ヴィレッジ」。

店舗入口の様子。

更に進んで行くと、道路を渡る橋があります。

複雑なW造の架構にびっくり!

蔵のように見えるのは、文字通り「蔵前広場」です(笑)

W造2階建ての、長屋のような建物。

奥に伸びる小道は「サンセバスチャン通り」と命名されています。

一番奥にある「食祭広場」。

「すき焼き」の暖簾に吸い込まれそう(笑)

上品な建物の「鮨屋」で、お昼をいただきました。

席に座るまでプライスが分からず(汗)

久しぶりに、回らないお寿司で大満足でした(笑)

これだけ広いので、循環バスが走っているようです。

最後になりますが、新しい形の商業施設「VISON」がいかがでしたか?

日本最大級・・・と謳うだけあって、1日中滞在できるほど多彩です!

「食」の充実ぶりは、素晴らしいの一言。

コロナが終息したら、バーベキューを楽しみたいです(笑)

滋賀県のお隣りなので、是非とも家族でのぞいて見てください!

【建物データ】

設    計:株式会社赤坂都知也建築事務所(マスタープラン)

所在地:三重県多気郡多気町ヴィソン

用    途:商業施設、宿泊施設

構    造:木造(ヴィソン マルシェ)

規    模:地上1階(ヴィソン マルシェ)

竣    工:2021年7月

掲    載: -

 

京都鳩居堂本店

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第137回です。

東京オリンピック2020の真っ只中ですが、コロナも蔓延していて心配です・・・

皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回は京都市中京区にあります「京都鳩居堂本店」を紹介します。

鳩居堂は1663年(寛文3年)、京都寺町本能寺門前に薬種業として創業、約300年以上の歴史あるお店なんです(驚)

長い年月を経て、現在はお香・お線香、文具や書画用品を多数取り扱っています。

設計は私が最も好きな建築家、内藤廣氏です!

前置きが長くなりましたが、早速のぞいてみたいと思います。

建物は寺町商店街の中にあります。

店舗入口上部に掲げられた看板。

この店舗の道向かいにも、同じような店舗がありました。

こちら(第二店舗)は、本店改装中の仮店舗だったそうです。

後でのぞくとして、まずは本店(第一店舗)から・・・(笑)

建物妻面、腰壁は綺麗な石張りです。

アールが付けられた石張りの出隅。

開口部廻りの緻密なディテール。

奥から建物全体を望む。

鳩の紋が入った鬼瓦。

よく見ると、破風板はリン酸処理のスチールです(驚)

再び正面へ・・・

リン酸処理が渋いフロントのスチールサッシ。

店舗内の様子。

とても美しい天井にうっとり・・・

トップライトが効いていますね!

変化のある木目の色合いが絶妙な壁面。

続いて、中庭をのぞいてみます・・・

とても落ち着いた空間は、理屈抜きで美しい・・・

庇下の空間は、中庭との絶妙な間合いを保っていますね!

スチール製のタルキがとても新鮮です(笑)

続いて、第二店舗へ・・・

元々、仮店舗だったので、本店よりグレ-ド感が劣る印象。

フロントの雨戸レール。

大きく突き出ていますね(笑)

中に入ってみます・・・

本店より少し軽い感じがします。

天井は同じ素材で構成、共通感を持たせていますね!

こちらは、トップライトはありません。

階段がありますが・・・

2階には、上がることができず残念。

手摺のディテール。

踏面も、とても凝っています!

シンプルなショーケース&レジカウンター。

奥には休憩コーナーが設けられています。

巾木は、何とアールです(驚)

これは、埃が溜りませんね(笑)

誘導灯も、ちゃんと納めてありました。

最後になりましたが、京都らしさ一杯の「京都鳩居堂本店」はいかがでしたが?

これだけ多く、「ディテール」という文字を使ったことは無かったと思います。

伝統を崩さず、かつ現代的な空間構成は、さすが内藤廣氏ですね~

第26回で紹介した「虎屋・京都ギャラリー」も、内藤廣氏の作品なのですが、室内と中庭をつなぐ空間構成は、とても似ています。

比較してみると、とても面白いです!

お盆前なので、お線香などを買いに、是非とものぞいてみてください。

【建物データ】

設    計:内藤廣/内藤廣建築設計事務所

所在地:京都市中京区寺町姉小路上ル下本能寺前町520

用    途:商業施設

構    造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規    模:地上2階

竣    工:2020年

掲    載: 新建築2021年7月号

山口県立萩美術館・浦上記念館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第136回です。

7月に入って、いつ梅雨明け?と気になるところですが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回は山口県萩市にあります「山口県立萩美術館・浦上記念館」を紹介します。

設計は「世界のタンゲ」です(驚)

丹下健三氏は大阪府堺市出身ですが、出世作と言える「広島平和記念資料館」や、父親が愛媛県今治市出身からかも知れませんが、中国・四国方面に結構作品が多いです・・・

前置きが長くなりましたが、早速のぞいてみたいと思います。

駐車場から建物を望む。

はね出したスクエアの外観がとても印象的。

連続する大きなガラス面を横目にしながら・・・

正面玄関に向かいます。

何と、仮囲いがお出迎え(笑)

外構工事中のようです。

仮囲いが映るので、正面は上部のみ・・・

ゆったりした玄関ピロティ。

高級感溢れる石張りの外壁。

かなり奥行きのある風除室を抜けて・・・

オープンスタイルの受付カウンターへ。

順路の説明を受けて、いざ館内の見学!

渡り廊下を抜けていきます・・・

通路の途中に展示されたオブジェ。

ホールに到着。

展示コーナーでは、萩焼の歴史を学ぶことができます。

隣りにあるのは多目的室。

ここは内壁がRC打ち放しです!

たくさんの素材を使いながらも、まとまりがあります(驚)

陶芸館をのぞいてみます・・・

木製サッシ枠がとても新鮮!

とても大きなオブジェに圧倒されます。

続いて、階段で2階へ・・・

ガラス&ステンレスを組み合わせた手摺。

1階と全く違う印象のフローリング床。

薄暗い展示室へ進んでいきます・・・

展示されているのいは、石柱でしょうか?

スロープを廻りながら、1階のレベルへ・・・

スロープを廻りながら、1階のレベルへ・・・

ぐるっと一周回って、受付横のミュージアムショップへ到着。

ここで恒例のトイレチェック!(笑)

ピクトサインは市販品のようです。

床も壁も総石張り(驚)

真っ赤な椅子が印象的な喫茶スペース。

再び外部に出てみます。

バックヤードの搬入口。

とても立派で、裏側とは思えませんね(驚)

建物奥には大きな広場?があります。

建物を意図的に、少し浮かせています。

長い渡り廊下の外観は、こんな感じ。

少し違った印象の外観。

石張りとアルミパネルの競演・・・

ちょっとやり過ぎかも(笑)

最後になりましたが、萩の美術館はいかがでしたか?

高級素材をふんだんに使用し、緻密なディテールでまとめられた建物ですが、個人的には少し堅苦しい印象を持ちました。

有名建築家が手掛けた美術館は、建物そのものが作品ですが、萩焼きの産地であることこ考えると、もう少し「土っぽい」外観でも良かったかも・・・

完成度の高さは素晴らしいので、山口に行かれた際は、是非とものぞいて見てください!

【設計データ】

設 計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所

所在地:山口県萩市平安古586-1

用 途:美術館

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上2階 地下1階

竣 工:1996年3月

掲 載 :新建築1997年8月号

福井市にぎわい交流施設 ハピテラス

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第135回です。

京都・大阪・兵庫に緊急事態発令中で、取材に行きにくく、今月も福井の作品を紹介します・・・

今回はJR福井駅前にあります「福井市にぎわい交流施設 ハピテラス」です。

設計は大手組織事務所のアール・アイ・エー。

初めての登場かも知れません・・・

では早速のぞいてみたいと思います!

恐竜を全面にアピールしたJR福井駅(笑)

福井県公式キャラクターがお出迎え。

駅の南側に見えるのが、「福井市にぎわい交流施設」です。

バスターミナル沿いに進んでいきます。

雪国なので、雨&雪よけはバッチリです!

庇のディテールが素晴らしい。

正面から建物を望む。

高層部はマンション、低層部は複合施設になっています。

「ハピテラス」と命名された巨大な屋根付き広場。

とても印象的な屋根庇にビックリ!

内部はこんな感じです

様々なイベントが開催されているようで、

今日は、「ふくいキッチンカーLUNCHI」との案内がありました・・・

大きなTVが設置されています(驚)

コロナのニュースばかりです・・・

ガラスの取付け金物が凄い(驚)

上を見上げると、巨大なトップライトがありました。

エスカレーターで2階へ・・・

2階から「ハピテラス」を見下ろす。

続いて、施設内へ入ってみます。

1&2階は飲食&物販エリア。

エスカレーターで3階へ・・・

3階は「ハピリンホール」があります。

ここはホワイエでしょうか?

「ハピリンホール」の入口。残念ながら、内部は見れず・・・

ホールの案内板を発見!

能舞台があるんですね(驚)

ここで、恒例のトイレチェック。

とても見やすいサイン。

ピクトもお洒落で恰好イイです!

高級感溢れる、ブラウン系のシートで統一。

4階はスルーして、5階の福井県自然史博物館分館へ・・・

セーレンという地元企業が命名権を得て、「セーレンプラネット」となっています。

内部は、宇宙の神秘がテーマになっていて、

プラネタリウムも見ることができます。

5階から「ハピリンテラス」の屋根を望む。

ちゃんとメンテできるようになっていますね。

屋内階段で一気に1階へ・・・

建物裏側から、高層マンション棟を見上げる。

地上91m、福井県で一番高い建物だそうです(驚)

億ションなのかなぁ~?

ここがマンションの入口。

福井駅から雨に濡れずに行くことができます!

最後になりましたが、福井駅前再開発事業で誕生した「にぎわい交流施設」はいかがでしたか?

当初はホテルやNHK福井放送局を誘致する予定でしたが、いずれも頓挫したそうです。

高層棟は住宅のみになり、低層部には代わりにプラネタリウムが入館しました。

福井は雪国なので、屋根に対する意識が高いように感じました。

そういった意味では、「ハピリンテラス」はとてもイイ空間だと思います。

冬季はスケートリンクにもなるそうなので、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:株式会社アール・アイ・エー

所在地:福井県福井市中央1丁目2-1

用 途:複合商業施設+マンション

構 造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規 模:地上21階 地下2階

竣 工:2016年4月

掲 載 :-

 

美浜町生涯学習センター なびあす

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第134回です。

GW真っ只中ですが、コロナでどこにも行けませんね・・・

今月は、福井県美浜町にあります「美浜町生涯学習センター なびあす」を紹介します。

設計は、新居千秋氏。

あまり馴染みが薄いかもしれませんが、受賞歴多数の有名建築家です!

個人的には、水戸市立西部図書館が大好きです。

では、早速のぞいてみたいと思います。

舞鶴若狭自動車道・若狭美浜ICを降りて、西へ10分ほど車を走らせると、大きなボリュームの建物が姿を現します。

美浜町役場の隣りです。

アンバランスな、細い柱が逆に新鮮!

正面玄関ではなく、役場からの通用口のようです。

生涯学習センターと図書館の複合施設。

外壁は、一応タイル張りです。

浅い目地で、変わったスクラッチタイルですね(驚)

天井を見上げると、特殊な形のRC打ち放し。

駐輪場は、入口から少し離れていて残念。

建物周囲を回ってみます。

赤白のポールは豪雪地帯の証し?

雪対策で、矩形の建物なのかも知れませんね。

変わった形状のアルミ窓。

この大壁面は大ホール部分でしょうか?

目地が浅いので、大きな面積は単調に見えてしまいます・・・

階段をあえて見せていて、恰好イイ!

雨&雪に濡れずに横移動が可能。

車のロータリーがあるので、ここが正面玄関でしょうか?

少し分かりづらいかも・・・

中庭を設けて、奥への採光を確保しています。

正面より玄関を望む。

奥行きの深い、ゆったりした風除室。

案内板を発見!

アクリル板で少し見にくいです・・・

総合受付がありました。

内壁は、シンプルなRC打ち放し。

打ち放しでも、細かな工夫がされています。

通用口と同じ形状のホール天井。

白い部分は、何とガラスクロス押エです(驚)

結構、ローコストを意識していますね!

図書館をのぞいてみます。

かなり赤味を帯びた家具です。カリン調でしょうか?

児童書架コーナー。

個人的には、ナラのような優しい色合いの方が落ち着きます・・・

図書館の向かいにある、生涯学習関係の諸室。

ここは、調理実習室でしょうか?

コロナの影響か、使用感がありません・・・

 

続いて、大ホールへ・・・

とても高価なグランドピアノがあるみたいです(驚)

ひっそりとしたホワイエの様子。

2階へ上がってみます・・・

威圧感ありすぎの天井です。

真っ暗な大ホールを目くら撮影!

フラッシュの光量不足でゴメンなさい(笑)

実際は、とても綺麗な空間です!

1階に戻って、バックヤードをのぞいてみます。

メタリックな内壁の通路。

自販機もビルトインされています。

ここは楽屋です。

お待たせしました、恒例のトイレチェック!

ん~何とも言えないピクトサイン。

中は真っ赤です(笑)

2016年に、中部建築賞を受賞されていました。

最後になりましたが、原発のまち美浜町の文化施設「なびあす」はいかがでしたか?

至るところにローコスト材を使用し、それを形状と色彩でカバーしている印象を持ちました。

色彩については、好みが分かれますが、もう少し落ち着きがあっても良いかも・・・

三方五湖方面に行かれる際は、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:新居千秋/新居千秋都市建築設計

所在地:福井県三方郡美浜町郷市29-3

用 途:生涯学習センター(文化ホール・公民館・図書館)

構 造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規 模:地上3階

竣 工:2012年11月

掲 載 :-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松原市民松原図書館

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第133回です。

4月に入って新年度のスタート。

このブログも、皆様のお陰をもちまして12年目に突入です(笑)

引き続き、「ちらっとのぞいて」いきますので、宜しくお願い致します!

今月は、大阪府松原市にあります「松原市民松原図書館」を紹介します。

先月に引き続いての図書館です(笑)

設計は、MARU。architecture(高森洋平+森田祥子)

初登場、新進気鋭の建築家でしょうか?

では、早速のぞいてみたいと思います。

阪和自動車道・松原ICを降りて、西へ10分ほど車を走らせると、池の上に建つ建物が姿を現します(驚)

隣のコインパーキングに駐車して、いざ図書館へ!

建物入口に向かいます・・・

あえて目立つ位置に配置した?屋外階段。

外壁はカラーコンクリート打放しで、とてもシンプル!

ただし、この色合いには好き嫌いがあるでしょうね(笑)

玄人好みな印象で、一般の人には親しみにくいかも・・・

単調にならないよう、工夫された開口部。

排水管が、ニョキッと出ています。

もう少し、デザインに工夫が欲しいです。

正面玄関が見えてきました・・・

屋外階段の出入り口を兼ねたサイン。

玄関脇に設置されたブックポスト。

中に入るとすぐにBDSシステムがあります。

入口すぐに設けられた総合受付カウンター。

総合案内板を発見!

ほんとに岩のような形ですね(笑)

1階は、受付から1mほど低いレベルにあります。

階段の裏を意図的に見せた演出!

RCに見える案内サインは、実は木製なんです(笑)

池に面した大きな窓が、とてもGOOD!

ここで恒例のトイレチェック!

オシャレなピクトサイン。

ホワイトを基調とした室内。

開架室はスキップフロアになっているので、順に上がっていきます・・・

床はMOコテ押えで、ローコスト。

2階のブラウジングコーナー

とても落ち着いた空間です。

奥に見えるのは、書庫でしょうか?

鉄骨梁を、あえて見せていますね・・・

次のフロアへ・・・

ここは飲食コーナー。

実はここも2階なんです・・・

隣にある自習コーナー。

飲食コーナーの奥にあるテラス。

2階から1階を見下ろす・・・

続いて、3階に向かいます・・・

3階はこどもの本と絵本コーナーです。

「くつろぎスペース」と命名されたエリア。

とても立派な書架です(笑)

収納不足は永遠の課題ですね・・・

最後は屋上です。

想像以上に広々とした空間(驚)

折版屋根に少々ビックリ!

再び外部へ・・・

池に浮かぶ「古城の石垣」と言ったイメージでしょうか?

お世辞にも、綺麗とは言えないため池(笑)

道路に接する貴重な搬入スペース。

最後になりましたが、ため池に佇む図書館はいかがでしたか?

スキップフロアで、利用者をエリア分けした空間構成に感動しました!

外観からは想像できないほど、広く感じます。

ローコスト材を巧みに利用する設計手法は、これからの設計のヒントになるように思います。

なるほど、GOOD DESIGN AWADO 2020 受賞作品!

大阪南部で少し遠いですが、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:MARU。architecture

所在地:大阪府松原市田井城3丁目1-46

用 途:図書館

構 造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

規 模:地上3階、地下1階

竣 工:2019年11月

掲 載 :新建築2020年5月号

くわなメディアライヴ(桑名市立中央図書館)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第132回です。

3月になって、暖かい日が多くなってきましたが、皆さん花粉症は大丈夫でしょうか?

今月は、三重県桑名市にあります「桑名市立中央図書館」を紹介します。

設計は、大手組織事務所の佐藤総合計画。

日本で初めて、PFI方式によって建設・運営されている図書館で、開館時間は9時~21時と、非常に長いのが特徴です!

では、早速のぞいて見たいと思います。

車を走らせていると、「kml」と書かれた看板を発見!

「kml」は、くわなメディアライヴの略です。

前面道路から建物を望む。

エッジの効いた外壁。

斬新で、とても恰好イイ!という印象。

駐車場の入口を発見!

屋内駐車場になっていて、GOODです!

その手前には、駐輪場があります。

一番良い所に駐車場&駐輪場があって、とても利用しやすいです!

雨に濡れずに、建物玄関に行く事ができます・・・

「kml」のオレンジが目立つ正面玄関。

複合施設になっていて、3~4階が図書館です。

風除室を抜けると、正面にエスカレーター&階段が現れます!

施設内に「TULLY’S COFFEE」があって、とても便利。

全てが分かる大きな案内板。

2階に上がると、人権センターがあります。

サインが部門ごとに色分けされていて、とても分かりやすいです!

ちなみに人権部門は「青色」です。

2階レベルより1階を見下ろす。

続いて3階へ・・・

ガラス張りの天井はとても明るいです!

メンテ用ゴンドラが、少しうるさい感じ。

2層吹抜けになった3階エントランスホール。

ようやく図書館(kcl)に、辿り着きました(笑)

図書館部門は「赤色」のサインで統一。

コインロッカーは、少なめでしょうか?

入口に設置されたBDSシステム。

とても開放的な一般閲覧コーナー。

低めの書架は、「良い図書館」の基本です。

階段から、一般閲覧コーナーを眺める。

天井の照明が少しうるさいですが、とても美しいです!

こちらは児童コーナー。

三角屋根のトップライトは、子供たちにウケそうですね(笑)

4階にあるAV鑑賞コーナー。

ゆったりした、贅沢な空間です・・・

「天空の庭」と命名された、屋外読書テラス。

児童コーナーのトップライトです。

屋外読書テラスは、2層吹抜けになっています!

ここでは、お喋りしても大丈夫ですね(笑)

遅くなりましたが、恒例のトイレチェック!

建物とは正反対の、重い印象のサイン。

綺麗な木目調の内部。

最近は白が主流なので、ひと昔前のトイレですね・・・(笑)

非常階段で、再び1階へ・・・

エスカレーター脇の通路を奥に進んでみます・・・

奥に見えるのは通用口でしょうか?

とてもオシャレな照明がありました(笑)

建物裏側も恰好イイです。

バックヤードのSSは小さめの印象。

最後になりますが、桑名市の中心地に立地した図書館の印象はいかがでしたか?

一つひとつの空間がゆったりしていて、利用者目線で作られた図書館は、羨ましい!の一言です。

21時まで開館しているので、是非とものぞいてみてください!

【設計データ】

設 計:株式会社佐藤総合計画

所在地:三重県桑名市中央町3丁目79

用 途:図書館(複合施設)

構 造:鉄骨造

規 模:地上5階

竣 工:2004年7月

掲 載 :-

アートプラザ・磯崎新記念館(旧大分県立大分図書館)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第131回です。

11都府県で緊急事態が宣言され、思うように動くことができませんが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

先月に引き続き、大分からの紹介です!

今回は「アートプラザ・磯崎新記念館」を紹介します。

世界的建築家・磯崎新氏の設計です。

大分市出身なんです・・・

では早速のぞいてみたいと思います。

隣の立体駐車場から建物が見えています・・・

RC打放しでかなり古い印象。

実は、1966年に「県立大分図書館」として竣工し、1998年に「アートプラザ」として、リニューアルされた建物なんです!

図書館は日本建築学会賞作品です(驚)

駐車場から建物正面に向かいます・・・

スクエアのシリンダーが印象的!

この部分は何なのでしょうか?

建物正面の様子。

手前には長~いスロープがあります。

スロープを進んでいきます・・・

Arata Isozaki の垂れ幕が恰好イイ!

同じRC打放しでも、安藤作品とは違った印象を受けます。

とても長いです(笑)

踊り場手摺のディテール。

変化のある外壁にうっとり。

力強さを感じます!

正面玄関を望む。

帽子をかぶったような、上部の庇。

スクエアのシリンダーは「梁」なのでしょうか?

中に入ってみます。

正面にある受付。

後付けなので、少し殺風景ですね。

施設の案内板を発見!

もう少し見やすいものがありました(笑)

いつも気になるミュージアムショップ。

天井はPCスラブ構造です。

昨年10月に紹介した、同じ磯崎新氏設計の「中谷宇吉郎 雪の科学館」でも使用されています・・・

比較して見てもらうと、面白いです。

60’Sホールと命名されたスペース。

奥の方がとても明るいです(驚)

近づくと、ハイサイドライトがありました!

とても効果的ですね。

壁面に飾られた、とても綺麗なドローイングにうっとり。

60’ホールを上がると、2階レベルになります。

横手にあるのは、アートホール。

中に入ると、結構広くてビックリ(驚)

ここで恒例のトイレチエック!

ん・・・ごく普通でした(笑)

とてもレトロな床材です。

施設の方に聞いたところ、1966年当時のものだそうです(驚)

続いて、大胆な色使いの階段室。

この色は、当時のものかどうか?わからないそうです・・・

3階は、磯崎新建築展示室になっています。

コロナの影響で、図書コーナーは閲覧中止。

分散した小部屋に、模型を中心とした作品が展示されています。

たくさんあるので、個人的に好きな作品を紹介します・・・

シンボルタワーが印象的な水戸芸術館(1991年)

滋賀の近くにも・・・京都コンサートホール(1993年)

特に思い入れのある、なら100年会館(1993年)

実は、このブロクの第1回紹介作品なんです!

その他の展示も、狭い空間をうまく活用しています。

バリアフリーでないのが、少し残念・・・

ハイサイドライトを貫く渡り廊下。

最後になりますが、新たな命を吹き込まれた「アートホール」はいかがでしたか?

建物自体は古いですが、空間構成の素晴らしさは、とても50年以上前の建築とは思えませんね・・・

さすが、磯崎新!といったところでしょうか。

磯崎新氏は、2019年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞しています。

昔、磯崎新氏が安藤忠雄氏のことを、

大阪に「安藤」という面白い建築家が居る・・・

と、呼び捨てで喋っている事を思い出しました(笑)

機会があれば、是非とものぞいて見てください!

【設計データ】

設 計:磯崎新/磯崎新アトリエ

所在地:大分県大分市荷揚町3番31号

用 途:総合文化施設

構 造:鉄筋コンクリート造

規 模:地上3階、地下1階

竣 工:1998年2月

掲 載 :新建築1998年7月号

大分県立美術館(OPAM)

三陽アートギャラリー「ちらっとのぞいてきました」第130回です。

あけましておめでとうございます。

コロナの影響で、静かなお正月となりましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

コロナの早期終息を祈りつつ、本年もよろしくお願い致します!

令和3年の第1弾は、大分市にあります「大分県立美術館」を紹介します。

設計は、「紙の建築」で一躍有名になった坂茂氏です!

では早速のぞいてみたいと思います。

建物は、国道197号線(昭和通り)を東に進むと見えてきます。

恰好イイ!という第一印象・・・

車なので、駐車場に向かいます。

屋内駐車場なので雨の日も安心!

天井のダクトが凄いです(驚)

先ずはEVにて地上に上がります・・・

OPAMのオブジェサインが、超恰好イイ!

ここがメイン玄関のようです・・・

ガラス屋根を支えるシャープなフレーム。

中に入ると、巨大な空間が現れます!

まずは恒例のトイレチェックから(笑)

集約されたピクトサイン。

今どきのホワイトを基調とした内装。

トイレブースにピクトが貼り付けてあります(驚)

初めて見ました!

トイレの手前には、コインロッカーが設けられています。

照明の加減で黄色くなっていて、すいません(泣)

まずは、エスカレーターで2階へ・・・

デザインされた家具が、至る処に配置されていて、GOODです!

お洒落なカフェがお出迎え。

ありました!坂茂氏の18番、紙パイプの椅子。

ゆったりした廊下に沿って、諸室が配置されています。

子供たちの作品でしょうか?とても可愛らしい・・・

続いて3階へ・・・

ホワイトの手摺って・・・珍しくないですか?

3階に上がると、どこかで見たような木組みが・・・

昨年9月に紹介した「静岡県富士山世界遺産センター」と同じです!

同じ建築家の違う作品を比較するって、面白いですね(笑)

正面に配置された、屋外展示スペース。

ファサードの木組みを、屋内側から見る。

シースルーEVで下に降ります・・・

シンプルでお洒落な押しボタン。

1階奥には、オープンカフェテラスがありました。

この巨大照明も、作品の一部ですね・・・

再び外部へ。

螺旋階段を上がって・・・

このペデストリアンデッキを渡ってみます。

コロナの影響でしょうか?美術館2階出入口は閉鎖されていました。

ホワイトのブレースが恰好イイ!

反対側から螺旋階段と・・・

建物ファサードを望む。

西日でガラス面が反射して、とても幻想的です。

夜間は、もっと綺麗なのでしょうね!

建物裏側に回ってみます・・・

裏といえども、しっかりデザインされていました。

最後になりますが、ゆったりした空間を持つ、美術館の印象はいかがでしたか?

建物のディテールもしっかりしていて、建物そのものの「質」の高さを感じます!

案の定、「JIA 日本建築大賞」を受賞されていました!

大分の人、本当に羨ましいです・・・

芸術に積極的に投資する姿勢は、素晴らしいと思います!

滋賀県の美術館建設も、頑張って欲しかったなぁ~

GOTOトラベルが再開し、別府温泉に行かれる際は、是非とものぞいてみてください(笑)

【設計データ】

設 計:坂茂建築設計

所在地:大分県大分市寿町2番1号

用 途:美術館

構 造:鉄骨造 一部 鉄筋コンクリート造

規 模:地上4階、地下1階

竣 工:2014年11月

掲 載 :新建築2015年7月号