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工場・倉庫の水害対策で実施すべき7つの項目!浸水被害を防ぐ方法

更新日 : 2023/11/06
工場・倉庫の水害対策で実施すべき7つの項目!浸水被害を防ぐ方法

工場・倉庫の対策において「水害」への対策は非常に重要です。工場内部への浸水によりもたらされる被害は建物、機械設備、データや人命にまで影響を及ぼす可能性があり、入念な対策は事業を実施する上で必要不可欠と言っても過言ではありません。

本記事では工場・倉庫の水害対策について、被害拡大を防ぐ方法や、実際に災害時に取るべき行動指針について解説します。

自社の施設での水害対策に悩まれている方や、具体的な行動指針を策定されたい方はぜひご一読ください。

水害が工場・倉庫にもたらす影響

水害の影響は時に甚大なものとなり、様々な形で工場や倉庫に悪影響を及ぼし、時には経営そのものにも深くかかわります。

水害がもたらす影響について、重要なものを見ていきましょう。

人的被害

大規模な水害は時に人命にもかかわります。工場・倉庫での水害対策において何よりも優先すべきは従業員の身の安全に関する対策です。

浸水による原材料・商品の損壊

浸水により原材料や商品が影響を受けると生産活動ができない、商品の納品ができないといった損害により、大きな経済的打撃を受けます。

事業活動に対する機会損失だけでなく、損壊した原材料・商品の廃棄コストも加わることを考えると非常に大きな損失に繋がりかねません。

浸水による建物補修コストの発生

浸水により建物が損壊を受けると建物の補修コストが発生します。屋根の雨漏りなど、水害によって受けた被害を放置すると次の水害でさらに被害が拡大するリスクもありさらに漏電など大きな事故にも繋がります。

機械設備の故障による生産ラインの停止

水害により機械設備が故障すると生産ラインが停止し、工場が稼働できなくなるリスクがあります。

稼働できなければ売上が立たなくなるのは当然のこと、稼働が再開できないことにより取引そのものがなくなるなど、長期化すればするほど経営そのものへの影響が出てきます。

重要なデータの消失

顧客データや技術に関するデータなどを工場のみで保管していた場合、水害によってデータが消失することも経営の継続性に直結する大きなリスクです。

建物や機械設備はコストをかければ復旧することは可能ですがデータは修復が困難な場合もあります。

工場・倉庫を水害から物理的に守ることも非常に重要ですが、重要なデータはバックアップを取る、クラウド上に保管するといった対策も同様に重要です。

工場・倉庫で備えておきたい水害対策7つ

従業員の人命や会社の資産を守るためにも水害対策は不可欠です。代表的な水害対策について、7つ解説します。

土のう袋・止水パネルを用意しておく

工場・倉庫内への大規模な水の侵入を防ぐには土のう袋や止水パネルを用意しておくことも有効です。川や海の増水により被害を受ける可能性がある地域であれば事前に十分な量を常備しておきたいアイテムです。

平時は使われない一方で、緊急時は急いで使う必要がある道具でもあるため、保管場所はよく検討する必要があります。また、緊急時は誰でもすぐに対応できるように従業員への周知も必要になります。

吸水性の高い用具を備えておく

吸水性の高い業務用のモップなどの用具を備えておくと、軽微な水害であれば初期対応で抑えられる可能性があります。普段から備えられる対策としてコストも低いため、実施しておきたい施策の一つです。

排水設備を定期的に掃除する

排水設備の清掃もいざというときの水害対策として有効です。

排水設備に物がつまっていたり汚れていたりと適切な環境が保たれていない場合、侵入してきた水が適切に排出されない恐れがあります。結果として工場内部に水が流れ出し、被害が拡大する可能性があるのです。

排水設備の清掃はカビやサビの防止、防虫対策など工場内の環境維持にも有効なため、定期的に実施することが推奨されます。

床に物を置かない

床に物を置きっぱなしにしないことも水害対策として重要です。床に置いているものは水害時に直接の被害を受けやすいのはもちろんのこと、床の荷物は従業員の避難の妨げになるなど大きな被害に繋がる危険性もあります。

水害だけでなく地震など他の災害対策の観点からも危険性が高いため、すぐに是正すべきポイントです。

建物の補強工事を行う

建物自体に防水対策のための補強工事を行うのも有効です。特に、雨の影響を直接受けやすい屋根への防水工事は非常に重要といえるでしょう。

方法によっては工事に一定のコストが発生しますが、一度水害を受けると建物の補修を含めて発生する被害は非常に大きくなりがちです。いざというとき被害を拡大させないためにも補強工事は必要な投資と言えるでしょう。

ハザードマップの確認

ハザードマップを確認し、周辺の環境を今いちど確認し、どのようなリスクがあるのかをよく洗い出しておきましょう。企業として確認し、避難のマニュアルなどを策定することも重要ですが、従業員一人一人がハザードマップを確認し、いざというときの心構えをしておくことも大切です。

避難訓練を実施する

定期的に避難訓練を実施しましょう。緊急時の避難経路や避難場所など頭では理解していてもいざ緊急時になると冷静に判断することは難しいです。極力パニックにならずに、機械的に安全な避難行動がとれるよう、定期的な避難訓練を実施することは従業員の安全確保の上で非常に重要と言えます。

工場・倉庫が浸水したときの対応方法

実際に工場・倉庫が浸水してしまった時に取るべき対応方法について解説します。

事前に情報収集をする

災害が差し迫っている時、その規模や想定される被害など、少し前から情報収集を始めましょう。実際に被災した段階での行動指針を決定する上でも最新の正確な情報を得続けることが重要です。

少しでも危険があれば避難する

人命への危険性が低ければ工場・倉庫が浸水しないよう、浸水の被害が広まらないよう留まって対策を行うことも重要です。しかし、少しでも危険があるようであれば身の安全を第一に考え避難することが最重要と言えます。

災害時の行動指針として全従業員に徹底するようにしましょう。

工場の復旧を行う

災害が去り、安全性が確認できた段階で稼働再開に向けて工場の復旧を行います。まずは被害の状況を確認し、水害の影響が残っている部分から対策して稼働の再開を目指します。完全な復旧が難しい場合、優先して再開すべき稼働の取捨選択も重要です。

また、工場の復旧にあたって、保険も有効活用できます。自然災害による建物や設備の修理には幅広く活用できる保険商品も多く用意されているため、併せて契約を見直してみてもよいかもしれません。

工場・倉庫の水害対策でよくある質問

工場・倉庫の水害対策において、よく聞かれる質問とその回答をご紹介します。

流域水害対策計画とは何ですか?

流域水害対策計画は、特定都市河川流域を対象に、河川管理者、下水道管理者、地方公共団体及び流域住民等が連携して、総合的な浸水被害対策に取り組むための計画です。

特定都市河川流域に工場・倉庫が位置する場合は、企業としての参画が求められます。

参考:流域水害対策計画の策定(第4条)|国土交通省

対策に必要な工事は工場・倉庫の稼働を止めずに実施できますか?

はい、可能です。

水害対策には屋根の防水工事、建物の補強工事、シャッター(防水板)の設置などが水害対策に効果的な工事になります。

三陽建設では、工場や倉庫のラインを止めずに実施する「居ながら改修」のノウハウがございますので、売上を確保しながら水害対策に必要な工事を実施することができます。

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まとめ

工場・倉庫の水害対策についてご紹介しました。水害は地震と同様に甚大な損害をもたらす可能性がある災害です。いざというときの被害を最小限に抑え、速やかに復旧するためには様々な観点から事前の対策や有事の行動指針の策定が重要と言えるでしょう。

今回の内容を参考に、自社で取り組むべき対策、取り組みやすい対策から実施し、有事の際の備えを実践してみてください。

三陽建設では水害対策に必要な屋根工事や設備工事など、倉庫・工場の改修工事の実績が豊富にございます。施設の規模や建設地にあわせて必要な対策もご提案いたしますので、水害対策をご検討の際には是非ご相談ください。

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